トルコ地震、台湾が国際救助隊を派遣

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台湾の国際緊急援助隊が出発(写真:外交部)

トルコ南部で2月6日午前4時17分(日本時間同日午前10時17分)、マグニチュード7.8の地震が発生した。被害は隣国シリアにも及び、両国合わせ4300人(7日正午現在)を超えた。台湾政府はトルコ政府に20万米ドル(約2640万円)の支援を決め、国際緊急援助隊を現地に派遣する。台湾人の被害状況は確認されていない(7日正午現在)。

台湾総統府のグラス・ユタカ報道官によると、蔡総統は「地震の犠牲者やその遺族に哀悼の意を表し、被災地の早期復興と人々が通常の生活に戻れるよう」と願った。

呉釗燮外交部長(左)(写真:外交部)

台湾外交部(呉釗燮部長)は、地震が発生した後、同部はトルコの駐台代表処と連絡を取り、物資の援助と国際救助隊の派遣について意見交換した。トルコ政府の意向を確認した後、第一波の国際緊急援助隊として40人を派遣することとなった。呉部長は空港で援助隊の出発を見送り、「駐トルコ代表処の報告では現地の状況はかなり厳しい。第二波の援助隊は当地の交通状況の確認次第すぐ出発する」と言明した。

林右昌内政部長(右)(写真:林右昌SNS)

さらに台湾内政部(林右昌部長)は「トルコ政府は1999年台湾での『921地震』の際、真っ先に国際緊急援助隊を派遣していただいた。今こそ恩返しの時だ」と述べた。

なお、第二波の国際緊急援助隊は日本時間2月7日午前10時に桃園空港を出発した。