台湾で「いばらき大見本市」開催、渡辺直美さん参加で大盛況

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渡辺直美さんが大見本市に参加(写真:中央社)

茨城県の特産品や観光の魅力を紹介するイベント「いばらき大見本市」が2月5日、台北市松山文創園区で開催された。大井川和彦県知事が出席したほか、台湾生まれ茨城育ちで宣伝大使を務めるタレントの渡辺直美さんも登場し、会場では大歓声が沸き上がった。

茨城県の特産品である干し芋、蓮根どら焼き、抹茶ケーキなどの試食提供や販売が行われ、春の観光スポットの紹介や旅行商品の販売も実施された。

3年ぶりの台湾訪問だった渡辺さんは「グルメを楽しめるのが最もうれしい」と笑顔で話し「台湾でよく食べられている『水蓮菜』が一番うまい」とお墨付きを披露した。また「台湾と茨城とも私のふるさと」とした上で、宣伝大使として活動できることへの喜びを示した。さらに茨城の魅力について「美食や観光スポットが多い」とアピールし「より多くの台湾人に知ってもらいたい」と話した。

一方、イベントにも登壇した大井川和彦県知事は「東日本大震災から続いていた5県産食品の輸入規制が昨年緩和された。新型コロナウイルスの感染状況も落ち着いている事から、大規模なイベントを仕掛けることができた」と述べた。

会場では大見本市のほか、茨城県から食品と観光の県内事業者約40社により、過去最大規模の経済ミッションも開催された。

茨城県によると、大井川和彦県知事はイベントに参加したほか、新竹市の高虹安市長や台湾の格安航空会社タイガーエア台湾の陳漢銘会長などと面会し、姉妹市の締結や茨城空港と高雄を結ぶ便の運航について話し合った、という。

「いばらき大見本市」は同9日まで開かれた。