日本台湾商会聯合総会(兪秀霞総会長)は3月26日、大阪で第3回理監事会を開催した。第10代兪秀霞総会長の任期満了に伴う第11代総会長選挙が即日投開票で実施され、錢妙玲氏が総会長に当選した。監事長には洪麗華氏が選ばれた。
総会長選に立候補したのは錢妙玲氏と洪益芬氏の一騎打ち。投票前に政見発表会が開かれ、理監事からの質疑などに応じていた。その後の投開票で錢氏79票、洪氏64票で錢氏が当選した。監事長選には洪麗華氏一人が立候補をしたため信頼投票が行なわれ、理監事の過半数の支持を得て当選した。
理監事会の後に行われた懇親会には総会長と監事長の交代儀式が執り行われ、現職の兪秀霞総会長から総会長の印信を錢妙玲新任総会長に手渡された。
兪秀霞元総会長は儀式後の挨拶で「この2年間に新型コロナの影響で、会務の推進が難航したこともあったが、台湾農産物への支持も、日台友好関係の促進も、皆さんの支持で乗り越えた」とし「これからも銭総会長のリーダーシップを従い、聯合総会がさらに飛躍することを期待している」と述べた。
懇親会に出席した李世丙駐日副代表は「この2年間に兪秀霞元総会長は日台関係や商会に貢献したことに感謝したい。これから日本台湾商会聯合総会は錢総会長の元で引き続き成長することを願っている」とし、新執行部に期待を寄せた。
亜洲台湾商会聯合総会の陳五福総会長も挨拶で「兪元総会長はいつも熱心で我々商会のイベントを協力したことに謝意を伝えたい。この精神も錢総会長が継承し、日本台湾商会聯合総会が更なる発展を実現するように期待している」と語った。
錢妙玲新総会長は「商会に入ってから、いつの日か総会長を夢見ておりました。この目標を実現するために約10年間、経験と実績を積み重ねて参りました。歴代総会長の功績に感謝するとともに、これから商会の方々と共に新たなビジネスを開発して政府との関係を築き、日台間の貿易を深めたい。さらに最も重要な事案として若い人材を育成し、未来永劫に日本台湾商会聯合総会の精神を伝承していきたい」と力強く宣言した。
なお、総会長就任後には新執行部体制が取り決められ、同日に発足した。
日本台湾商会聯合総会は、東京台湾商工会、日本横浜台湾商会、日本千葉台湾商会、日本関西台商協会、九州台湾商工会、琉球台湾商工協会など、日本における台湾商会を統括する組織で、日本と台湾との企業協力及び交流を促進している。