「信頼台湾友の会」が発足 頼清徳副総統を応援

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記念写真

台湾与党民進党は4月12日、党首を兼務している頼清徳副総統を立候補にすることを正式発表した。日本では在日台湾人団体による後援会「信頼台湾友の会」の関東支部が同13日、東京で発足された。成立大会には、民進党の卓栄泰前主席、姚文智前立法委員などが顔を揃え、150人を超える出席者があった。

150人を超える出席者があった

関東信頼台湾友の会の蕭悧悧会長は、後援会の名称を「頼清徳後援会」ではなく「信頼台湾友の会」にした事に言及し「頼副総統は誰かの名前を挙げるより、我々と共に愛する台湾の名前を掲げる方がいいと判断した」と語った。また「今の世界情勢は自由民主と専制独裁の両極対立で、我々はどちらかを選択しなければならない。私たちのこの一票は神聖なるもの」と、次期総統選への期待と後援会の考えを示した。

蕭会長が挨拶
姚文智前立法委員

自身の映画宣伝のために来日した姚文智前立法委員は「映画と選挙はとても似ている。映画は観客数、選挙は得票数により評価が決まる」と述べ、頼氏の個人特質については「彼の物語は民主台湾の価値そのもの。私たちと一緒にこの素晴らしい映画『2024台湾総統頼清徳』を完成させよう」と呼びかけた。

卓栄泰前主席

卓栄泰前主席は「頼氏はいくつもの課題に直面している。それは経済発展▽民主守護▽国防強化▽平和維持―4つの課題」と語り「台湾と日本は独裁主義の脅威に向き合っている。我々は友好関係で、台湾が新型コロナで困難な状況に陥った時に手を差し伸べてくれたのは日本だった。これから日台間は、多くの協力関係を構築していくことを信じている」と、日台間のさらなる発展に期待を寄せた。

卓主席と同会の顧問ら
戦旗を振っている蕭会長

発足会で卓氏は、12人の顧問に招聘証書を贈り、蕭会長らに「戦旗」を与えた。蕭氏は戦旗を振りながら「頼清徳、凍蒜(頼清徳を当選せよ)」を叫び、会場の雰囲気を一層盛り上げた。

報道陣の取材に応じる蕭会長

同会の発展について蕭会長は「まずは組織の拡大や理念の喧伝に力を尽くし、台湾式の大型選挙イベントも参加したい」と意気込みを語った。