錢総会長が台湾企業誘致で小郡市訪問

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銭妙玲総会長と福岡県小郡市の加地良光市長が面会

日本台湾商会聯合総会の錢妙玲総会長は4月6日、福岡県小郡市(加地良光市長)の庁舎を訪れ、加地市長と面会した。

今回の会見は加地市長の誘いによるもの。錢会長は「会長就任以来、初めて伺った日本の自治体で、初恋のような感じがする」と述べ、和やかな雰囲気のなかで会談が行われた。また今回の目的については「総会長として台湾と日本自治体の交流をより一層深めていく」との考えを示した。

加地市長は会談の冒頭「新婚旅行の旅先は台湾だった。今でも台湾大好き」と台湾の思い出を語り、その後、台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県で工場を建設する事に言及し「現地だけでなく全九州でも話題になっている。小郡市もTSMCの日本進出で地域の経済発展を期待している」と述べた。さらに「小郡市は北九州の交通網の重要な連結点で、福岡、大分、長崎の三つの自動車道のジャンクションの役割を担っています。福岡空港まで29分、TSMCの熊本工場まで約1時間の距離でとても便利な場所です」と立地条件などの利便性を説明した。

記念写真

また「小郡市の味坂の付近に、2024年に九州自動車道の新出入口が完成します。小郡市はその周辺約60万坪の土地を新開発地として計画しており、うち約20万坪をTSMCの関係企業、さらには台湾企業に提供できます」と述べ、台湾企業誘致の具体性を説明した。

錢会長は「加地市長の熱意に感銘しました。貴重なご意見を尊重します」とした上で「ネット媒体などを通じて、台湾企業向けに積極的な小郡市の意向や条件をアピールするとさらに具体化しますね」と前向きな意見を述べた。