台湾産マンゴーは今年、予算生産量が過去最多の見込みとなった。台南市政府農業局は6月13日、同市産マンゴーの生産量は約8万9千トンになると発表した。同市では新たな蒸熱処理施設の導入による食品ロスの削減や国内外での販売強化などに取り組む方針だ。
同市は同日、市政府会議で来月に開催される台南国際マンゴーフェスティバルについて説明。黄偉哲台南市長は「不作だった昨年の生産量は約2万8千トンだった。海外輸出ではおととしの販売量を上回りたい」と意欲を見せた。また新たな蒸熱処理施設により品質がより安定すると強調。輸出用や小さいマンゴーの輸送費補助を継続することも明らかにした。
同市は、今年3月に東京で開催された食品・飲料見本市のフーデックスジャパンに出展し、カットマンゴーやジュースなどをアピール。5月には国内外のバイヤーや商社を招いて商談会を開催し、果物関連商品の売り込みの強化を図った。6月17日まで開催されている国際食品見本市「台北国際食品展」でも台南の農産品を展示している。来月の台南国際マンゴーフェスティバルでは同市産マンゴーのイメージを強化する図り。
日本では、台湾産マンゴーのブームを呼んでいる。崎陽軒は台湾政府系商社Mitagriなどとコラボレーションし「台湾プレミアム・マンゴー」の受注販売やマンゴースイーツを提供している。タピオカミルクティー発祥の台湾カフェ「春水堂」は6月14日からマンゴーのアレンジティーを夏期限定で再販売を始めた。ネット通販でも台湾マンゴーの受注販売が始まっている。
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