【台湾ニュース】台湾在フィジー代表機関 中国の圧力で名称再変更

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台湾の駐フィジー機関が再び名称変更(写真:Pixabay)

台湾外交部はこのほど、南太平洋の島国フィジーに台湾の駐在機関の名称が「中華民国(台湾)駐フィジー商務代表団」から「駐フィジー台北商務弁事処」に再変更されたことを明らかにした。中国からの圧力が背景になる。

フィジーは1975年に中国と正式的外交関係を締結し、台湾と断交。以降台湾の対フィジー窓口機関が数回の名称変更を経て1987年に「中華民国駐フィジー商務代表団」とされていたたが、2019年に中国の圧力によって「駐フィジー台北商務弁事処」とされていた。今年3月に再び「中華民国」を冠する名称に変更され、それと同時に職員に対し、外交特権も付与されていた。

台湾外交部

同部によると、3月の名称変更後、中国駐フィジー大使館がフィジー政府に対し抗議し、報復手段を取るなど恫喝していた。4月には中国外交部の馬朝旭副部長がフィジーを訪れ、再び圧力をかけていたという。台湾外交部は、フィジー政府は内閣会議を繰り返し開き協議したものの、最終的に中国の圧力に屈し、名称を元に戻すことに至ったと説明した。

同部はフィジー政府の決定に「とても遺憾だった」とした上「中国が国際社会において再び台湾に圧力を加え、台湾の主権や地位を落とす行いをしたことに対し、最も厳しく非難する」と批判し、国際社会の公正な判断に期待を寄せた。