台湾は7月24日から同27日にかけて、台湾各地で防空演習「萬安46号」が実施されている。警報が鳴ったら室外にいる人が係員の指示に従って避難する必要があり、車両は路肩への停車が求められる。
24日の演習は台湾北部の7県市で実施された。台北市のほか、宜蘭県、基隆市、新北市、桃園市、新竹市、新竹県が対象地域。演習開始の際、警報が鳴るのに加え、携帯電話にも演習を知らせるメッセージが届いた。
演習の間、台北や新北、桃園のメトロ(MRT)各社は通常通り運行するが、利用者は駅から外に出ることはできなくなった。走行中のバスやタクシーなどは路肩に停車し、乗っている人は車から降りて退避するか、車内にとどまる必要がある。
また25日は台南市、高雄市、屏東県、26日は花蓮県、台東県、金門県、連江県、澎湖県、27日は苗栗県、台中市、彰化県、南投県、雲林県、嘉義市、嘉義県が対象地域となる。
なお、台湾法律によると、演習中に避難指示に従わなかった場合、3万NTD(約13万円)以上15万NTD(約67万円)以下の過料が科される。