台湾最大級のファッションイベント「台北ファッションショー2024春夏」が10月11日から17日、台北市松山文創園区で開催されている。アート、台湾原住民文化、伝統工芸などとコラボレーションし、海外メディアの注目を浴びている。
台湾文化部、経済部、台北市政府が共同主催によるもの。文化部の王時恩次長が11日の開幕式典で「今回は『ユースカルチャー』をテーマにしている。世界のファッション業界は若者のユニークな視点こそがポップカルチャーに影響を与える鍵であると考えている」とし「今回を通じて台湾のユースカルチャーを探求しながら、台湾のストリートファッションを世界に発信する」と述べた。
オープンニングショー「青・春」には「.67ARROW」「(A)crypsis®」「ANOWHEREMAN」「oqLiq」「PLATEAU STUDIO」「JUST IN XX」の6の台湾ブランドが登場し、HIP HOP、ロック、グラフィティ、漫画などユースカルチャーからインスピレーションを受けた作品を披露。日本のYoutubeチャンネル「THE FIRST TAKE」にも出演した台湾のアーティスト、韋禮安も会場を訪れた。
また今回の台北ファッションウィークには、台湾発の15のブランドが登場。10ブランドによるショーは公式会場の松山文創園区で開催されたものの「Daniel Wong」「JENN LEE」「Liyu Tsai」「RAY CHU」のショーが台北市内の別の会場で行われ、高雄市では「#DAMUR」の発表会が開催された。期限検定デザイナーズセレクトショップや国際服飾品バイヤー商談会も開催された。
公式発表によると、各ブランドは宗教芸術、歴史文化から日常生活、AIテクノロジーまで、様々な要素を取り組んで今季のテーマを考案していたという。「デザイナーならではのスタイルで独自のブランドらしさを創造し、多文化的価値を作り上げていく」とコメントした。