CEATEC2023開幕 台湾企業が共同出展

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CEATEC2023が幕張メッセで開催

日本最大級のCPS(サイバー・フィジカルシステム)/IOT総合展「CEATEC2023」(主催=電子情報技術産業協会JEITA)が10月17日から同20日までの4日間、千葉幕張メッセで開催されている。経済発展と社会課題の解決を両立する「Society 5.0」の実現に向け、IT・エレクトロニクス技術の役割を一層高まっている。

19年以来4年ぶりに大規模コンファレンスがリアル会場での開催。開幕に先立ち、同16日夜に開かれたオープニングレセプションでは岸田文雄首相をはじめ、関係各省のトップが顔を揃えた。岸田総理が挨拶で「ドローンや自動運転を最速で事業化するために官民連携で進めている。今年に入り若手研究者やAI開発企業と議論を進め、無限の可能性を感じている」とデジタル政策を重視する姿勢を強調した。

台湾パビリオン

一方、社団法人台湾情報セキュリティー協会(TWISA)はこの度、台湾デジタル発展部の協力で、台湾国家発展会議、株式会社StarFab Acceleratorと台湾パビリオンを共同主催。台湾の最新情報セキュリティー対策や産業サプライチェーンの情報セキュリティー強化実績などを紹介した。台湾からは10社が出展した。

また台湾の大手IT会社「台達電子(Delta)」は開幕日当日、会場で記者会見を行い、同社の新しい核心理念「Intelligent、Sustainable、Connecting」を発表した。郭珊珊CBOは「今回の出展により、Deltaが工業ブランドから商業ブランドまでアップグレードしたことが示される。日本の『Society 5.0』の価値観と一致し、今後は日本のパートナーと緊密な関係を築き、人々の利益を第一にして素晴らしい未来を作り出す」と意気込んだ。

入場無料。登録来場者数は、昨年を大幅に上回る計10万人以上を見込む。