宮崎県知事が花蓮地震のお見舞いに来処

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「花蓮地震」のお見舞いに福岡領事館を訪問した河野俊嗣宮崎県知事(左)

4月3日に台湾東部沖で起きた地震を受けて、5日に宮崎県の河野俊嗣知事が福岡市桜坂の駐福岡台北経済文化辯事處(総領事館)を訪問し、陳銘俊総領事に対して犠牲者への哀悼を表し、お見舞いの言葉を送った。

宮崎県は台湾・新竹県との間で平成2017年に交流協定を締結するなど親密な関係があり、同県から台湾へ輸出される「宮崎和牛」は台湾の人々の間で人気が高い。

また絶景・高千穂峡で知られる同県・高千穂町と太魯閣峡谷で有名な花蓮市が2019年に「姉妹都市盟約」を結ぶなど、深い関係にあるため、県民の多くが今回の地震災害を心配しており、県としての義援金募集活動を開始したことが伝えられた。

九州の「シリコンアイランド復活」を語る河野知事(左)と陳総領事

これに対して陳総領事は、河野知事が忙しい公務の間を縫ってわざわざ福岡領事館まで来ていただいたことに感謝するとともに、宮崎県と台湾との関係を今後ますます強くしたいとの決意を表明した。

また、河野知事からは蒲島郁夫熊本県知事の後を受けて4月16日には九州知事会の会長就任の内定が報告され、宮崎県にとどまらず、九州全体の立場からTSMCプロジェクトを通じて九州の「シリコンアイランド復活」に尽力する決意が示され、陳総領事もそれに向けての協力を約束して、この日の会談を終えた。