台湾衛生福利部疾病管制署は7月9日、同2日から8日までの期間に新たに確認された新型コロナウイルス感染症のうち、中等症と重症の患者数は987人だったと発表した。前週の6月25日～７月1日(931人)との対比で56人増（6.0％）と新規患者数が今年最多となった。このうち2日から8日までに新たに確認された死者は99人。前週の64人と比べて35人増えた。
なお、直近4週間の変異株のモニタリング結果によると、コロナのオミクロン株から派生した変異株「JN.1」の域内での検出率は38％だった。低下傾向にあるものの「KP.2」は23％、「LB.1」は18％、「KP.3」は14％で、いずれも上昇傾向にある。同署は「変異株の流行について引き続きモニタリングする」としている。
