日本戦略研究フォーラム(JFSS)は7月13日と14日の両日、東京都内で「第四回台湾海峡危機政策シミュレーション」~流動化する世界構造と日本の防衛~と題するフォーラムを開催した。防衛相経験者をはじめ、10人以上の国会議員や元自衛隊幹部らが参加し、「台湾有事」を想定したシミュレーションを行ったもの。
参加者は、首相・自衛隊幹部などの役割りを担い、中国の台湾侵攻を想定し、日本政府の対応を議論し検証した。
小野寺元防衛相は「万が一のことを想定して訓練する事は、逆に言えば抑止力が高まる一つの方法と思っている」と述べ、台湾有事の課題として①サイバー攻撃への防御力向上②住民避難円滑化のための法整備の必要性などを訴えた。