自民党の石破茂元幹事長ら超党派の国会議員団は8月13日、台湾を訪れ、台北市で頼清徳台湾総統と会談した。台湾総統府によると、石破氏は「今日のウクライナは明日の東アジアかもしれない。日本と台湾の民主主義が共に抑止力を発揮すれば地域平和と安定を維持できる」と語った。
頼総統は「中国の台頭により、インド太平洋地域の平和が脅かされている。台湾の民主主義による抑止力を発揮する事で中国に誤った決定をさせないようにする」と述べた。さらに安全保障と経済面では「日本との関係を強化していく」との考えを示した。
台湾を訪問した一行は、超党派の国会議員で構成される「日本の安全保障を考える議員の会」及び「教育無償化を実現する会」の前原誠司代表や自民党の中谷元・元防衛相ら。頼総統との会談前日の12日には蕭美琴副総統とも会談した。
