台湾の頼清徳総統は3月17日、訪台中の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(日華懇)の古屋圭司会長らと台北市の総統府内で会談した。頼総統は、法務省がこのほど省令改正した、日本人との婚姻で台湾出身者の戸籍の国籍欄に「中国」でなく「台湾」の地域名表記が可能になった事に関し「非常に感謝する。台日友好関係の表れだ」と述べた。
同日、記者会見した古屋会長は、今回の省令改正について、頼総統より「日本に丁寧に対応していただいたことに感謝の意を表したい」と伝えられたという。 省令改正は日華懇がプロジェクトチームをつくり、約3年かけて政府との調整を進めた経緯がある。
古屋会長は「人権や尊厳の視点に立って取りまとめた」と述べ、台湾の蔡英文前総統の訪日について「日本訪問を切望し希望している。環境作りに尽力したい」と語った。