
2025年東京国際食品展(FOODEX JAPAN 2025)が3月11日、東京国際展示場で開幕した。台湾館の開幕式には、台湾貿易センター(外貿協会)黄志芳会長、駐日代表李逸洋、経済部政務次長江文若氏らが出席し、アジア最大級の食品展示会の開幕を祝った。
本年の台湾館は過去最大規模となり、出展国・地域の中で2番目に大きな展示館となった。193社が参加し、196のブースが設置され、「TAIWAN SELECT」ブランドのもと、台湾食品産業の国際競争力をアピールした。
新竹市、初の出展で地元美食をPR
新竹市政府は、今年初めて東京国際食品展に出展し、地元の優れた食品ブランド7社とともに台湾館にブースを設置。代理市長の邱臣遠氏は「新竹市政府として、今後も地元企業の海外進出を支援し、日本市場を足がかりに安定した海外販売ネットワークを築いていきたい」と述べた。
産業発展局によると、新竹市のブースには多くの国際的なバイヤーが訪れ、試食コーナーも盛況を見せた。また、台湾新竹出身の在日タレント・シュアン氏と邱臣遠氏が出演したプロモーション動画を上映し、来場者に向けて新竹市の食文化の魅力を発信した。

「佳明ハーブ園」の林佳慶代表は、「新竹市政府の支援のもと出展できたことを光栄に思う。多くのバイヤーと交流し、新たなインスピレーションを得る貴重な機会となった」と感想を語った。
産業発展局は、「今回の出展は単なる製品のプロモーションにとどまらず、新竹の美食をブランド化し、国際市場での認知度向上を図る重要な一歩」と評価。今後も地元業者と連携し、日本市場を起点に安定した海外販売ネットワークの構築を目指す方針を示した。
市政府は、FOODEX JAPAN 2025の出展を新竹美食の国際進出における重要な第一歩と位置づけ、今後も多方面でのプロモーションを展開し、世界の消費者に新竹ならではの美食の魅力を伝えていく考えだ。