自民党の高市早苗前経済安全保障相は訪台中の4月28日、インド太平洋戦略シンクタンク主催の「国際政治経済フォーラム」で演説を行った。

【演説の要約は以下の通り】
日本にとって唯一の軍事同盟国は米国です。日米安全保障条約第五条により多くの日本人箱の条約で米国が日本を守ってくれると認識しています。日本の自衛隊は防御のための自衛をしています。その条約の運用指針には、米国は自衛隊を支援する事が基本となっています。しかし行き過ぎた他力本願はいかがなものか、との想いから、自分の国は自分で守る防衛力は必要であると思っています。しかも、その時々の世論経済状況により、いくら同盟国であっても防衛力を高める必要はあります。台湾も日本もともに防衛力を高める必要はあります。ただし自国だけで守れる訳ではないと認識しています。互いにどの様に協力を深めていけるかが重要です。米国、台湾、日本、あるいはフィリピン、豪州、そして場合によってEU諸国です。英国とイタリアとは情報を共有する重要な準同盟国でもあります。こうして幅広く協力関係国を作っていく、情報共有を作っていく、防衛という意味での安全保障面での共有を果たし、サプライチェーンの強化を図り、さらにはしっかりとした人的な交流、情報交換の強化の必要があります。台湾は半導体分野では世界トップです。いまは半導体の量産はTSMCとサムスンしかありません。台湾と日本の経済の発展は半導体を介してさらに深まっています。半導体をはじめ、今後はAI、フージョンエナジー、宇宙、そして量子分野において台湾と日本が技術協力していく、そうすることで台湾も日本も世界的に必要な国家であるいわゆる「不可逆性」が私たちの平和を守ると思っています。友に力を強くしていきましょう。台湾も日本も世界になくてはならない、世界から多くの尊敬を集める様に互いに協力し合いましょう。