世界の都市総合力ランキング2023で台北は35位

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世界の都市総合力ランキング2023で台北は35位(写真:unsplash)

民間のシンクタンク「都市戦略研究所」(所長:竹中平蔵)による世界の都市の総合力を採点した「世界の都市総合力ランキング2023(Global Power City Index)」が11月9日に発表された。台北は昨年と比べて一位を上げて35位となった。

世界の主要な48都市を対象に「経済」「研究・開発」「文化・交流」「居住」「環境」「交通・アクセス」の6つの分野の合わせて70の指標で総合力を採点したもの。

竹中平蔵所長

台北は「経済」で27位「研究・開発」で26位「文化・交流」で44位「居住」で22位「環境」で19位「交通・アクセス」で31位。

同所によると、台北は「研究・開発」における順位が3位を落とした理由として「世界トップ大学」や「スタートアップ数」の順位を落としたことが要因。「文化・交流」における順位は昨年と同じ44位にとどまったが、評価は22年の57.3から59.2に上昇し、新型コロナによるダメージからの回復がうかがえる。

市川宏雄理事

一方、台北が「居住」分野で4位を上げた理由は「小売店舗の多さ」指標で8位を獲得したのが原因。国際的な人の往来が再開した社会を背景とした「アクター視点評価」では「居住者」「高度人材」でそれぞれ19位、20位で輝いたほか「経営者」「観光客」では36位、39位にとどまったなど、「ワークプレイス充実度」や「観光地の充実度」の不足が指摘されている。

なお同ランキングのトップ5都市の順位には昨年と比べて変動がなく、1位からはロンドン、ニューヨーク、東京、パリ、シンガポールが並んでおり、東京は円安や新型コロナウイルスの回復が遅いことから、賃金と生活コストが下がった。同所は「エリアごとの特徴としてオセアニア・アジアエリアで核となる都市の不在が目立つ」と説明している。