「ONE TAIWAN 2023フォーラム」 日台間の絆をアピール

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「ONE TAIWAN 2023フォーラム」が開催(写真:謝長廷SNS)

国際関係学者藤井厳喜が主催する「ONE TAIWAN 2023フォーラム」は11月8日に開催され、約3000人が来場した。来年1月に控える台湾次期総統選と台湾海峡の平和と安定について意見交換した。

ビデオメッセージを送った頼清徳副総統(写真:謝長廷SNS)

主催者側によると、游錫堃立法院長と頼清徳副総統がビデオメッセージを送り、謝長廷駐日代表が舞台に立って演説した。

謝長廷は「中国がもし台湾を侵略するなら、その最終的な目的は決して台湾を占領するのではなく、台湾を拠点として外へ拡大していくこと」だと指摘し、台湾は「民主主義陣営の防波堤」だと述べた。

謝氏はまた、中国や北朝鮮、ロシアなどの独裁主義陣営が一つの集団や同盟のようなものを形成しつつあるとし、台湾は民主主義陣営の「とりで」だと強調。もし台湾が消滅させられたら、民主主義陣営の惨敗と言えるとし「台湾の平和と安全は世界の利益」だと訴えた。

日台間の連携を呼びかける謝代表(写真:謝長廷SNS)

会場では藤井氏がシンポジウムの決議を読み上げ、参加者の拍手で承認された。決議には、民主主義と自由の国である台湾への支持や、日本政府に対して台湾の存在を法的に承認するよう求めることなどの内容が含まれた。