台湾半導体から考える「地方創生2.0」―日台連携で拓く地域の未来―

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ラジオ成田の番組「台湾日本RadioExpress」特別企画として、和田健一郎氏と吉村剛史元産経新聞台北支局長が企画した「台湾半導体から白井の未来を考える」が千葉県白井市で開催され、会場は当初の予想を超える満席となった。台湾半導体の歴史を描いたドキュメンタリー「造山者」の上映と、吉村氏の講演が行われ、台湾と日本の地域連携や地方創生について考える機会となった。

和田健一郎氏と台北駐日経済文化代表処の蔡明耀副代表(公使)

当日は、多数の国会議員から祝電が寄せられ、台北駐日経済文化代表処の蔡明耀副代表(公使)も参加。熊本におけるTSMCの事例から、日本との相性の良さ、成田国際空港に近く都心へのアクセスにも恵まれた白井市の可能性について言及した。

映画「造山者」は、1970年代、厳しい国際環境の中で台湾が生き残りをかけて挑んだ半導体産業の歩みを描いた作品。台湾半導体産業は、TSMCを代表するように、自社ブランド製品の競争ではなく、純粋な製造に特化する「ピュアプレイ・ファウンドリー」という独自の役割を確立し、すべての分野で世界一を目指すのではなく、自らの強みを生かせる領域を磨くことで世界に必要とされる存在となった。

吉村氏は、白井市が「先端技術の配電盤」として発展する可能性を指摘。自治体同士が同じ分野で競合して疲弊するのではなく、それぞれの強みを生かし、人材を育成しながら台湾との地域間連携を進めることが、「地方創生2.0」への大きなヒントになることを示した。