台湾にWHOから招待状届かず

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呉釗燮部長(写真提供:自由時報)

台湾外交部(呉釗燮部長)は5月18日記者会見し、世界保健機関(WHO)総会からの招待状が届かなかった事に「深い遺憾の意と強い不満」を表明した。WHOに対しては「中国の干渉を排除しあらゆる会議や活動への台湾参加を認めるよう」と求め、さらに、中国の圧力に屈服した姿勢を強く非難した。

 呉部長によると、現状の新型コロナウイルス対策に集中する必要性から、台湾の参加問題について総会で、「秋頃の実務会議以降に改めて協議する」との提案がなされ、台湾もこれを受け入れた。日米をはじめ43の政界から台湾支持の表明が寄せられたという。

 また、会見に同席した台湾衛生福利部(陳時中部長)は、WHOに抗議文書を送ると述べ、「台湾が感染者数を抑えている経験を発表できないのはWHOの損失」とし、「WHOは政治的干渉を拒むべきだ」と訴えた。