
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も「日台の架け橋」を念頭に置き、地道に、ひとつずつ、目の前のできることから取り組んで参りたいと存じます。
本年も変わらぬお引き立ての程よろしくお願い申し上げます。
皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
新年快樂!新的一年又開始了,願你有個好心情,我在這裡祝福你。
平成25年 元旦
有限会社 台湾新聞社
社主 錢妙玲・社員一同

日台関係の未来に向けて今、考えること
Q台湾と関係が深い政治家は少ないように思いますが。
A少ないですね。台湾と話し合える政治家を作っておかないと日台関係には損だと思います。例えば、尖閣問題です。政治家は選挙前は愛国的、保守的になりますから、その意味で馬英九総統が2012年5月に2期目の選挙に直面するなかで、尖閣問題を強く言うというのはある程度わかります。その後、半年経って総統府に大きな変化が出てきたかと言えば、表面的にはそうは見えない。(台湾は尖閣問題では)中国とは差別化しています。日台関係の重要性をすごく理解しているわけです。
我々も水面下で働きかけていますが、台湾と話のできる政治家が折に触れて台湾に出かけて話をしていくことが大事だと思います。その「(関係改善の)きっかけは何か」と言えば、象徴的な流れになっていくのが漁業補償問題でしょう。もう少し早く尖閣の漁場を日台との共同漁場にしておけばよかった。日本統治時代は尖閣周辺は自由に行けてたんです。それが戦争が終わったら行けなくなった。昨日、今日の話じゃないわけですね。そんなわけで、この漁業補償問題は、外務省の方針等に対して議員が党派を超えて協力して政治力を発揮できるようにしておかないといけません。数だけで言えば、日華議員懇談会は日中議員連盟に負けていますからね。
Q馬英九中華民国総統と親しいとうかがいました。
A馬英九中華民国総統をかばうわけではありませんが、馬総統はアメリカ(ハーバード大学)に留学しているときから尖閣は台湾の領土だと言っていたんですね、国民の人気取りでも、昨日今日、思いついたわけでもない。それで彼が台北市長を辞めて総統選に出るといって来日したときに日華議員懇談会と会合を持ったわけです。その際に、私と西村眞悟議員がそのことで責めたんです。事後談ですが、馬総統はこの時、私を民進党(派)だと思ったようです。その後、「大江さんは日本の国会議員として日台関係をどうするのか、党派を超えて考えておられる方だということがよくわかった」とおっしゃって、ですから今では馬総統とはどこでもハグする関係です(笑)。馬総統は残りの任期が3年半。これから尖閣問題はどういう道筋になっていくのか。愛国主義的になるのか、大きな立場で日台関係を改善していくのか、はっきりした方向性はまだ見えませんね。
Q今、日本はアジアで孤立しかけています
A僕がいちばん懸念するのは、ロシアも北朝鮮も韓国も中国も反日ですよね、これで台湾が呑み込まれたら日本は孤立しますよということです。その時、アメリカはこの自助努力の足りない日本を守ってくれるのだろうかと。かろうじてアメリカが尖閣諸島は日米安保条約の対象地域であると言ってくれてるから中国の軍艦が入って来ない。ですから中国と台湾だけに目を向けていればいいわけじゃない。そこで総合的な北東アジアの中での日本の立ち位置がどうかと見たときに、文句なしに日本側についてもらわないと困るのが台湾です。かといって、馬英九総統は両岸関係を縮める政策を進めてきましたから、急に中国から離れて日本寄りの政策を取ることはないでしょう。ところで、政治家は何をするにも大義名分が必要です。それが何かと言えばまず漁業問題を日本がどこまで大きな気持ちのなかで、しかも北東アジアの中の立ち位置を決める中で、これをツールとして使うかということだと思います。幸い、日本は政権が交代しました。これは新たな話合いの場を持てる大義名分になります。
Q日台関係と日中関係の違いについてどのようにお考えですか?
A僕は日台関係と日中関係は違うと思っています。というのも、日中関係は好環境のなかで作りあげられてきましたが、台湾については、40年間外交関係がなかった。非常に厳しい環境のなかでこれまでやってきたわけですからね。両国の政治指導者や財界も含めてよく訓練されているというか、鍛えられていると思います。だからそんなに心配はしていません。しかし、これだけ早いスピードで世界が変わっているということになれば、もう少し日本も学習して北東アジアでいちばん大事なのはどの国か、それは台湾だということを知るべきでしょう。日台の観光客数の多さとか、東日本大震災時の200億円を超える台湾からの義援金とか、国民は理解しているんですよね。
Q日台の経済連携、中国進出についてはどうでしょう。
A現状を踏まえた中国への経済進出ということについて考えますと、台湾とEPA、FTAを結んで日本が台湾と合弁企業を作り、ワンクッションおいて中国に行くという、二段戦法がいいと思います。これをどう実現するか。ポイントは台湾の交渉力や人間関係をどう活かせるかでしょう。
Q政権交代で日台関係はどうなりますか。
A12月16日の衆院選でおそらく政権が変わります。日台関係は大きな節目を迎えます。自民党政権になれば今以上にものが言いやすくなりますし、もう少し早いテンポで事態は進んでいくと思います。
(安倍内閣が誕生しました。今までの民主党政権のような素人内閣と違って、経験豊かで実績を持つ政権であり、特に安倍総理は、私が会長代行ですが直近まで、長年日・台交流を続けています亜東親善協の会長として努力をしていただておりました。台湾想いの安倍総理、そして麻生副総理ですから早いテンポで良い方向に進んでいくと思います:12月27日追加)
~新制度施行で交通面の厳罰化も~
2013年より多くの新制度が施行された。まず、アルバイトやパートタイマー(以下パート)の最低時給が103元から109元へと6元上昇した。台湾全体では約30万人のアルバイト、パートが対象となる。雇用者側がアルバイトの賃金を上げない場合には2万元~30万元の罰金が課せられるなど、徹底が図られる。
労働委員会基本給委員会は、すでに今年1月からパートの最低時給103元から109元への値上げと月給の最低賃金1万8780元から1万9047元への値上げを決めていた。これに対し行政院(内閣)は、パートだけに限った時給値上げを固辞。月給は2期連続GDP(経済成長率)の3%上昇や失業率が2ヶ月連続で4%を下回った場合に限り決定することを条件にしていた。このため、月給の最低賃金は据え置きとなり、基本給の制度変更では史上初の時給だけの値上げとなった。
このほか、元旦より新交通罰則制度が施行された。車やバイクの運転中に携帯電話、カメラ、パソコンを使用すると処罰の対象になる。また飲酒運転の取り締まり基準もこれまで以上に厳しくなる。罰則は車3000元、バイクは1000元の罰金が課される。飲酒運転は呼気検査基準が厳罰化された。
台湾の中華プロ野球連盟(CPBL)は12月24日に臨時記者会見を開き、かつて日本のプロ野球界で投手として活躍した郭源治氏を首席顧問として迎えると発表した。
郭氏は記者会見の席で「プロ野球出身の自分の人生の基礎は台湾の野球から作り出したもの、自分の身についている技術を祖国台湾で貢献したい」とした。郭氏は現在名古屋で経営している台湾料理店を閉店し、帰国の途に就くことになるが、そのことについては「家族の理解と支持はすでに得ており、また自分はプロ野球出身なのでこの要職に就くことは良い勉強、そして大きなチャンスだから精一杯頑張りたい」と積極的な姿勢をアピールした。さらに「台湾に戻るのは長年の夢だった。その夢を叶えることが出来て連盟側に感謝する。今までの野球人生で、アメリカの野球はパワーが、日本はテクニックと正確さが重視されているということがわかった。台湾の野球は独自色に乏しく、選手たちはもっと自分自身を理解すべきだと思う。台湾の野球選手たちの才能を上手く引き出すようにしたい。台湾ならではの野球文化をつくりたい」と今後の抱負を語った。
剛速球と多彩な変化球が持ち味の郭選手(当時)は、1981年に中日ドラゴンズに入団。1994年日本のプロ野球史上5人目の「100勝100セーブ」記録を達成。1996年に日本のプロ野球を引退後、1997年から台湾の「統一ライオンズ」、「和信ホエールズ」活躍、1999年に台湾代表チームに参加、その年に引退した。引退後は「中日ドラゴンズ」の本拠地である名古屋市内で台湾小皿料理「郭源治 台南担仔麺」を経営している。郭氏は現在でも台湾では「二郭一荘」と呼ばれ、郭泰源、荘勝雄と並ぶ国民的英雄である1956年台東市出身。