電力機器大手・高岳製作所が台湾に新会社設立

0

 
 変圧器、制御装置など電力機器や設備を製造する高岳製作所(東京都中央区)は10月1日、台湾に100%出資の新会社「台湾高岳電機」設立を発表。それに伴い、開催パーティーを23日に開催した。
 
 この中で高岳製作所の尾崎功社長は、台中加工輸出区に半導体検査設備のアセンブリ工場を開設し、来年11月に生産を開始すると表明した。
 
 高岳製作所は今年7月、台湾経済部との投資意向書に調印。同月末の取締役会で会社設立を正式決定した。8月から設立に向けて台湾政府への申請を行い9月19日に新会社設立に至った。
 
 高岳製作所によると、先ずは台湾国内で生産している三次元検査装置などを10月から台湾国内半導体メーカー向けに販売する。日本での生産体制は維持し、将来的には派生製品を現地で生産・販売することも視野に入れる。また、その他の製品の品揃えを充実させ、今後のアジア地区進出の拠点として台湾高岳電機を活用し、事業を拡大していく。
 
 設立資本金は1900万台湾元(約5千万円)。台北市大同区に設立。新会社の代表者には当社国際事業部の小島厚志氏が就任。新会社は高岳製作所の社員が現地社員と協力して業務を遂行する。