最新型HTCJバタフライ12月の販売目指す

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HTCの台湾市場向けスマートフォン

(同)裏

 台湾の大手携帯電話メーカーHTC(宏達国際電子)の日本法人・HTC NIPPON(東京都港区)がKDDIと5インチ最新型スマートフォン、「HTC J バタフライ」を日本市場向けに共同開発し来月12月中の販売を目指す。その発表記者会見が11月20日都内で開かれた。
 「HTC Jバタフライ」は、今年上半期に日本市場向けに発売されてヒット商品となった既存商品「HTC J」に続いて市場投入するもの。デザインに加え、カメラやレコーダーなども付属してグレードアップさせ、さらに品名にバタフライを付与している。
 新製品「HTC J バタフライ」は、米グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」の最新版と高速処理が可能なクアッドコアCPU(中央演算処理装置)が採用されている。またこれまでの「HTC J」の機能を引き継いでおり、おサイフケータイや赤外線通信、ワンセグ、EZwebのメールなどが利用できる特徴を持つ。
 また、丸みを帯びた上品なデザインで、重さ140グラム、厚さ9.2ミリと軽量、スリムな外観となっている。色は赤色は赤、白、黒の3種類の発売を予定している。
 HTCでは「日本だけではなくてアジアの数カ国でも展開する」としており、ウィンドウズフォンについて、「日本の市場でも是非展開したい」と意気込む。
 米国の調査会社によると台湾のHTCは今年第3四半期のスマートフォン世界出荷シェアが4.8%で、韓国のサムスン(32.0%)、アップル(5.1%)、ソニー(5.1%)に次いで世界第4位となっている。