交流協会がレセプション開催で天皇陛下お誕生日を祝賀

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公益財団法人交流協会は12月12日、台北市内のアンバサダーホテルで「天皇陛下御誕生日祝賀レセプション」を行った。これは12月23日の今上天皇誕生日に先駆けたレセプションであり、会場には多くの招待客が訪れた。

交流協会の樽井澄夫代表は式典の挨拶で、オープンスカイ協定の締結、日台貿易経済会議の開催、台湾での日本研究促進の為の人材育成の制度化等、経済面・文化面での緊密な交流や、東日本大震災に於ける台湾からの多くの支援に触れ、「日本と台湾には人と人の強い心の繋がりが有る」とし、更に「交流協会台北事務所としても、この事をしっかりと胸に、日台関係を増々清く、深く、緊密なものにすべく全力を尽くす」と語った。

交流協会樽井澄夫代表

また、亜東関係協会の廖了以会長は、馬英九総統が今年に入り、福島第一原発半径30km以内の地域を除く地域の渡航自粛勧告を解除した事に触れ、「台湾人の実際の行動を通じて日本の観光振興を切に希望しているもの」とした上で、「日本国民の皆さんが被災地の復興に関心を払っている他、台湾の人びとも、人の苦しみを我が身の様に、 大変関心を寄せている。私ども亜東関係協会が出来る事ならば、必ず、交流協会と肩を並べて全力を挙げて(復興への協力に)取り組んでいく」とコメントし、会場からは暖かい拍手が送られた。

亜東関係協会廖了以代表

乾杯の際、樽井代表は流暢な中国語で「日台関係の増々の発展を確信し、更に今日ご在席の皆々様のご幸福と繁栄を心からお喜び申し上げます」とスピーチし、天皇陛下の誕生日を祝った。

樽井澄夫代表(右)と弊社社主。