駐日代表処 中華民国102年新年祝賀会を盛大に開催

0

 

新年の祝辞を述べる沈斯淳代表
新年の祝辞を述べる沈斯淳代表

 2013年を迎え、台北駐日経済文化代表処は、1月4日、「中華民国102年新年祝賀会」を多くの来賓、華僑団体関係者などを招いて盛大に開催した。

 冒頭の挨拶に立った沈斯淳代表は、「昨年を振り返りますと、経済・貿易、観光、文化交流などさまざまな面において大きな進展があり、台日関係の緊密さを改めて実感しています」と述べるとともに、「今年、当代表処は、4つの目標に向かって邁進していく所存であります」と力強く語った。

 4つの目標とは、第1に、台日間の産業分野における連携の促進(昨年の日本企業の台湾への投資総額は第4位、投資件数は第1位。中小企業間の連携が活発化)、第2に、文化面の交流促進(4月に宝塚歌劇団の台湾初公演開催ほか)、第3に、観光面の交流促進(現在、台日間は毎週350便のフライトが実現)、第4に、若者間の交流の促進(さまざまな分野の交流、修学旅行)、を指す。

井上孝交流協会代表理事・専務理事
井上孝交流協会代表理事・専務理事

 続いて挨拶した公益財団法人交流協会の井上孝代表理事・専務理事は、「本日、ご列席の皆様方に一点、強調させていただきたいと思います。日本から台湾への直接投資は、金額は別と致しまして件数は非常に増えています」とし、今、日本には、1980年代、1990年代と続いて2010年以降第3次投資ブームが起こっているのではないか。投資件数が多いのは日本の中小企業が台湾の中小企業との連携に関心を深めていることの表れであり、背景には、交流協会がここ数年にわたり、日本の地方や中小企業に対し、台湾企業の実力を知ってもらうことに重点を置いた広報活動を行ってきたことがあると述べた。

 「日台の経済関係は、量的に増えているだけでなく、質的にさらに新たな1ページが加わったのではないか」(井上代表理事)

毛利友次日本中華連合総会会長
毛利友次日本中華連合総会会長

 乾杯の音頭を取った毛利友次日本中華連合総会会長は「今年はへび年です。へびは神の使いとされたり、脱皮するため、復活と再生の象徴とも考えられています。今年は政治の安定、経済の復活と再生の年になると思います」と述べた。

 この後、豪華な料理に舌鼓を打ちながらの和やかな歓談の時間となり、会場のあちこちに人の輪ができ、写真撮影が行われていた。午後1時過ぎに祝賀会は盛況のうちに幕を閉じた。

歓談の様子
歓談の様子
記念撮影(左から)代表処余吉政副代表、日本華商総会朱恭亮副理事長、富田家彰氏、横浜華僑総会施梨鵬会長
記念撮影(左から)代表処余吉政副代表、日本華商総会朱恭亮副理事長、富田家彰氏、横浜華僑総会施梨鵬会長