台北駐日経済文化代表処の沈斯淳代表は、三重県四日市市で2月13日、14日に開催が予定されている「リーディング産業展みえ2013」に出席、14日の海外展開セミナーで「日台企業連携のこれから」と題する講演を行う。
本紙は、1月18日に実施された三重県の観光イベントの様子を「平成25年三重県観光交流会が盛大に開催」で報告したが、実は同日、三重県の鈴木英敬・知事ほか同県関係者は、台北駐日経済文化代表処(白金台)を訪問し、沈斯淳代表に対し、三重県の台湾との交流施策について紹介した。対して、沈斯淳代表は、鈴木知事に対し、三重県の企業関係者が台湾のどのような分野の産業に興味を持っているかなどについて詳しく質問していた。
三重県は、台湾との交流について積極的にアプローチする予定で、例えば、2月24日~3月10日、台湾の新竹県で開催される「台湾ランタンフェスティバル」初参加し、忍者、伊勢えび、真珠、ジュゴンなど同県を代表するイメージのランタンを展示するほか、3月6日~同12日(台北市内)、3月14日~同24日(台中市内)で三重県産の食品および農産品の展示会および観光宣伝を行う。
また、5月13日~同15日の予定で「昇龍道プロジェクト」(官民を挙げ日本の中部圏に外国人観光客を呼び込むプロジェクト)に他県と合同で参加し、台湾で三重県の観光宣伝を大々的に行う予定となっている。さらには、5月30日~6月2日、三重県志摩市で第6回「台日観光サミット」が開催される。
昨年の同サミット(花蓮開催)では、双方間の年間訪問者数300万人を目標として掲げたが、平成24年は、残念ながら約1万人足りなかった。平成25年は日台双方で「300万人達成」を目指すことになり、三重県もその一翼を担うことになる。
沈斯淳代表の三重県訪問で、台湾と三重県双方が、投資、産業連携および各分野での連携をより一層深めて行くことになりそうだ。