「日台経済交流と懇親の会」が盛大に開催

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日台経済交流と懇親の会の会場
日台経済交流と懇親の会の会場

「日台経済交流と懇親の会」実行委員の主催で、中小企業を中心とした中華民国台湾華商と日頃から台湾を支持している日本企業の「経済と文化の交流」をテーマとした懇親会が、7月9日、都内で開催された。

日台経済文化交流会加藤光淑会長の代理として開会の挨拶にたった馬淵広三郎副会長
日台経済文化交流会加藤光淑会長の代理として開会の挨拶にたった馬淵広三郎副会長

所要で欠席した日台経済文化交流会加藤光淑会長の代理として開会の挨拶にたった馬淵広三郎副会長は、日本と台湾の良好な関係を背景にビジネス上のパートナーシップ推進により今後、経済発展が大いに期待できるとし、「限られた時間ですが親睦を深められてビジネス面で商機が得られる交流の場となることを祈念しています」と述べた。

台北駐日経済文化代表処余吉政副代表
台北駐日経済文化代表処余吉政副代表
会場の様子
会場の様子

来賓として、台北駐日経済文化代表処余吉政副代表は、日本と台湾の経済交流が近年ますます活発になっているとし、日本から台湾への投資案件の急増、逆に経済規模が異なるなかで、昨年は台湾から日本への投資金額が日本の倍以上に伸びたことなどを例にあげながら、台日産業連携架け橋プロジェクトの効果を指摘した。その上で「これからはプラットフォームを作り、中小企業を含め、様々な交流を通して台日の企業が互いに補完し合うなかで、ウィンウィンのビジネスモデルを作り出せれば」と語った。

台北駐日経済文化代表処張燈城領事部部長
台北駐日経済文化代表処張燈城領事部部長
一般社団法人亜東親善協会張建国副会長
一般社団法人亜東親善協会張建国副会長

台北駐日経済文化代表処張燈城領事部部長は、経済は門外漢だが、と断りながら日台の緊密な経済文化の交流もその基本には人的な交流往来がなくては前進はなく、このために台湾政府は日本をはじめとして、様々な支援策を取ってきたと述べた。
一般社団法人亜東親善協会張建国副会長は、とくに、中国や東南アジアへの進出を考える日本企業にとって台湾企業と組むことは様々な面でメリットがあると指摘した。

村上郁雄氏(政策秘書)
村上郁雄氏(政策秘書)

元参議院議員・一般社団法人亜東親善協会大江康弘会長の代理として挨拶にたった村上郁雄氏(政策秘書)は、7月21日の参議院選挙での投票を呼び掛けた。
この後、発起人の紹介があった。発起人は、一般社団法人亜東親善協会張建国副会長(日台経済文化交流会顧問)、日本華商総会朱恭亮副理事長、東京台湾商工会議所銭妙玲会頭、日本台湾商会連合総会青年商工会議所豊川栄次会長、日台経済文化交流会馬淵広三郎副会長(紹介順)の5人だった。

東京台湾商工会議所銭妙玲会頭
東京台湾商工会議所銭妙玲会頭

乾杯の音頭は、東京台湾商工会議所銭妙玲会頭が取った。銭会頭は、東京台湾商工会議所の前身となった組織の由来を紹介しながら、「4年前からどうしたら日本と台湾のビジネスマンがつながっていけるか考えてきました。その4年間の思いを込めて、今日ここでこうした会が発足できたことは大変嬉しく思っています」と述べ、今後、この会の発展に向けて会員一人一人に協力を呼びかけた。

2部の司会を務めた横浜華僑総会穂高丈司事務局長
2部の司会を務めた横浜華僑総会穂高丈司事務局長
懇親会の様子
懇親会の様子

この後、宴の時間となり、和やかな歓談とともに挨拶や名刺交換が活発になされた。参加した日本人、台湾人双方ともこうした交流会を歓迎していた。2部の司会を務めた横浜華僑総会穂高丈司事務局長は、「ここまで来るのに時間はかかりましたけど、あまり力まずに気軽に参加してもらって、そこから様々な交流が生まれればと思いますね」と話していた。

日本華商総会朱恭亮副理事長
日本華商総会朱恭亮副理事長

閉会の挨拶は日本華商総会朱恭亮副理事長だった。朱副理事長は、思い起こせば話の発端は建国100年、3年前のことですと話しながら「3.11をきっかけに日本人に台湾のことを理解してもらえるようになりました。この盛り上がりが経済の方に向かって欲しいと。今日、こうして日本の企業をメインに一緒になって経済交流ができました。今後、年に1回、もしくは2回、懇親を深めたいと思います。よろしくお願いします」と締めくくった。

尚、協力団体は、東京台湾商工会議所、日本台湾商会連合総会・青年会、日台経済文化交流会、横浜梅桜ライオンズクラブ、中華民国留日台湾同郷会だった。