交流協会が2012年度台湾における対日世論調査結果を公表

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交流協会台北事務所は、台湾における対日意識の変化を把握し、今後の交流協会の業務上の参考とするため、2013年1月11日~2013年1月27日にかけて、ニールセン社に委託して台湾における第4回目の対日世論調査を実施した。結果は以下の通りだ(6月28日公表)。

Q台湾を除き、あなたのもっとも好きな国・地域はどこですか(一つ選択)

 1位は日本(43%)、以下は、アメリカ、中国、シンガポールがいずれも7%となっている。

過去4回の調査結果によると、日本が継続して台湾人が最も好きな国であり、二位の国を大幅に引き離している。二位から四位については過去4回で順位に僅かな変化が見られたが、米国は基本的に二位を維持している。

もっとも好きな国は日本と回答した年齢別の比較(過去4回分)では、20~39歳の若者層は日本に対する好感度が過去4回年輩者に比べ常に高い。2011年度は各年齢層とも最も好きな国は日本と回答した数値は減少したが、2012年度は増加し、2009年度のレベルに戻りつつある。

Q今後台湾が最も親しくすべき国・地域はどこですか(一つ選択)

1位は中国36%、2位は日本29%、3位はアメリカ15%。過去4回の傾向を見てみると、「今後台湾が最も親しくすべき国・地域は日本」と回答した比率は安定しており、29%~31%の間にある。それに比べ、一位の中国大陸は比較的明確な変動があり、この二年間で増加している。三位の米国は減少傾向にある。

今後台湾が最も親しくすべき国は日本と回答した年齢別の比較(過去4回分)2008年度から2012年度にかけ、各年齢層の「今後台湾が最も親しくすべき国は日本」とする見解にはどれも変動があり、はっきりとした傾向は読み取れない。2012年度に日本と回答した比率は、高い順に20-29歳、30-39歳、65-80歳、50-64歳、最も低いのは40-49歳である。

Q日本に親しみを感じますか(一つ選択)

親しみを感じる65%、親しみを感じない15%。全体的に、相当に高い比率で日本に親しみを感じている。4年間の内、日本に親しみを感じている人は常に60%を超えている。各年齢層で比較して見ると、40 歳以下の青年、壮年層が日本に親しみを感じている比率40 歳以上より常に高い。

Q日本に旅行したいと考えますか(一つ選択)

考える83%、思わない17%。過去4回の調査結果によると、相当多くの台湾人が日本への旅行を希望しており、過去4回、日本に旅行に行きたいと回答した人は、80%を超えている。2012年度、83%の台湾人が日本に旅行したいと回答している。特に40 歳以下がその他の年齢層と比べて普遍的に高い。

台湾の親日度は依然、根強い。