今年で4回目「台湾映画祭」〜福岡市で開幕

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台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長
台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長
毎日新聞西部本社・岩松城編集局長
毎日新聞西部本社・岩松城編集局長

今年で4回目を迎える「台湾映画祭」が、福岡アジア美術館内の「あじびホール」で開幕した。映画を通して台湾を感じて欲しいと、毎年秋に企画されている開幕セレモニーでは、主催の毎日新聞西部本社・岩松城編集局長が「台湾は飛行機で約2時間だが、近いのは距離だけではない。2年前の大震災の際には、多大なる義援金をいただき、数多くの台湾人が訪れ、被災者を支えてくださった。映画祭を通じて、台湾の文化・風土を知り、日台の友好に役立てて欲しい」と挨拶した。

上映作は、台湾で話題を集めた6作品。『台北カフェストーリー』(2010年)、台湾バラエティ番組で人気、陳漢典さん主演の『パンのココロ』(2012年)、『ランオブクレジット』(2011年)、『台湾人生』(2008年)、『ふたつの時、ふたりの時間』(2001年)、『ビバ!監督人生!!』(2007年)。

台北駐福岡経済文化弁事処の戎義俊処長は「私は小学校時代、数えきれないほどの映画を見た。9割以上は『チャンバラ』などの日本映画で、『将来は日本で生活したい』と夢見るようになった。映画は人々の生活を豊かにし、視野を広げる。知識も与えてくれるし、成長させてくれる。今回の6作品は台湾でヒットした作品ばかり。映画祭を機に台湾の『ファン』になっていただければ」と期待を言葉にした。

来場者
来場者

開幕セレモニーには約70人が訪れ、セレモニー後の上映作品『パンのココロ』を観賞した。台湾の話題作が揃うとあって、毎年のリピーターも多い。福岡では、9月10月を「アジアの月間」と位置づけ、ステージや映画祭などを通して台湾の様々な文化も紹介している。本映画祭は、9月17日(火)まで開催される。