更なる日台鉄道業界の交流〜台湾高鉄の乗務員、JR九州での研修終える

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九州旅客鉄道・青柳俊彦鉄道本部長z
九州旅客鉄道・青柳俊彦鉄道本部長

JR九州に接客研修のため来福していた台湾高鉄の乗務員が、研修を終了。福岡市内で修了式が行われた。修了式では、九州旅客鉄道の青柳俊彦鉄道本部長が「今回の研修で学んだことを台湾に戻った後の業務でも活かして欲しい」と言葉を贈り、台湾側の乗務員に修了証を手渡した。

研修は、JR九州と台湾高速鉄道が、客室乗務員の技術向上と、鉄道会社の知名度アップを図る目的でスタート。昨年、JR九州の乗務員5人が台湾に赴き、台湾高鉄内で接客や中国語会話での挨拶など2週間にわたって行い、今回は、JR九州側が台湾乗務員を研修生として受け入れた。

座学研修(会社概要、乗務員業務説明、車内設備説明、ワゴンサービスの実演)の後、「九州新幹線」や「ゆふいんの森」号に乗車し、「車内サービス全般」について学んだ。台湾人乗務員が九州新幹線「さくら」の新幹線で、九州の乗務員とペアになり、乗車。ワゴンを押して、日本語を使っての接客を行った。博多から九州内の各地に向かう新幹線や特急列車での本格的な実地研修は約1週間近く行われた。

記念撮影
記念撮影

式の最後には、JR九州側、台湾高鉄側5人ずつが整列し、記念撮影を行った。台湾高鉄の乗務員の一人は「充実した時間を過ごせた。福岡を離れることは寂しいが、研修で学んだ多くのことを台湾で活かしたい」と話した。

台湾高鉄・陳強協理
台湾高鉄・陳強協理

来福していた台湾高速鉄道・鉄路営運處の陳強統括協理は「有意義な研修だった。JR九州とは今後も様々な形で協力していきたい」と、研修の手応えについて語った。

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