【330東京青空教室】「台湾の民主主義を守ろう!三月三十日海外の台湾人立ち上がろう」世界一斉活動 日本地区活動!〜代々木公園に咲いた桜と向日葵〜

0
およそ500人の参加者が暴風雨のなか声援活動を行った
およそ500人の参加者が暴風雨のなか声援活動を行った

【330東京青空教室】「台湾の民主主義を守ろう!三月三十日海外の台湾人立ち上がろう」世界一斉活動 日本地区活動が3月30日午後14時より、党派を超えて、イデオロギーに縛られず、自発的に集まった台湾人留学生グループ〈世界330行動留学生有志の会〉の主催で東京・京都・福岡の3か所にて行われた。東京では桜が満開に近づいた代々木公園にて青空教室の形で開催され、あいにくの暴風雨にも関わらずSNSなどネット上の呼びかけにより集められた約500人もの台湾人や日本人が参加した。参加者の中には両岸サービス貿易協定の撤回を求める内容が書かれたプラカードや、今回の学生運動の象徴でもあるひまわりの花を持参している人も見受けられた。また、今回の活動の為にわざわざ台湾から足を運んだ台湾人もいた。

台湾メディアによると同日、台湾では総統府前に約50万人もの民衆が集まり大規模デモが行われた。これは馬英九総統が学生側の要求を受け入れなかったことが原因で開催されたデモ活動である。

両岸サービス貿易協定の撤回を求めるプラカード
両岸サービス貿易協定の撤回を求めるプラカード

日本での声援活動の目的は、集会という方式を通じて、在日台湾人、または台湾に関心を持つ日本人の力を結集し、台湾で現在も立法院(国会)の占拠を続け、両岸サービス貿易協定の撤回を訴えている学生らに声援を送ると同時に、対話を通じて多元的な声を理解し、日本の声援組織がどのようにして台湾の長期抗戦に寄り添い、今後どのような形でこの問題を解決していけるのかを考えるということだ。

司会を務めた早稲田大学アジア太平洋研究科 東アジア国際政治 修士課程の何時宜さん
司会を務めた早稲田大学アジア太平洋研究科 東アジア国際政治 修士課程の何時宜さん

東京会場では台湾人留学生や日本人大学生、在日中国人などのスピーチが行われた他、京都会場、福岡会場、そして台湾の立法院内の学生らと中継をつなぎ声援を送り合った。また、立法院占拠の応援歌でもある、台湾インディーズロックバンド「滅火器」による楽曲「島嶼天光」を全員で歌う場面もみられるなど、今回の活動は平和的、理性的なものであった。

台湾国旗や、今回の学生運動の象徴でもあるひまわりの花を持参した参加者
台湾国旗や、今回の学生運動の象徴でもあるひまわりの花を持参した参加者

会場にいた20代日本人女性に話を聞いたところ、「今回の立法院占拠の件を全く知らなかったが、昨夜、台湾人の友人の呼びかけにより参加した。今日参加してみて、台湾人の強い自国愛を感じた。日本のメディアはもう少しこの件について報道するべきだ」と話した。

また、参加していた日本で働いて10年になるという台湾人は「今回は遠く離れた場所でも応援していることを伝えたくて参加した。雨は残念だったがそれに負けないくらいの熱い想いが伝わったと思う。そして、こんなに多くの日本人の方にも参加して頂けたことを嬉しく思う。日本と台湾は隣国であり、良い関係を築いているのだから、もっと多くの日本人にこの台湾での出来事について知って欲しい」と語った。

活動が終わり、皆が帰路につく頃には暴風雨が嘘だったかのように太陽が現れ、桜が綺麗に咲き誇っていた。

ブルーシートに座り台湾へ声援を送った参加者
ブルーシートに座り台湾へ声援を送った参加者

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here