囲碁の「第26期女流名人戦」で女流棋士史上初の7連覇を成し遂げた謝依旻さん(台湾出身)の就位式が7月4日、「森ビル杯第52期十段戦」の勝者、高尾紳路さんの就位式と合同で行われた。
高尾さんは謝さんについて、「謝さんは見た目と違って、大変厳しい囲碁を打たれます。読みが非常に早くて鋭いので、男性棋士もたじたじになるほどです。NHK杯の対戦表を見るたびに彼女と違う枠にいることを祈ってしまいます。出来れば対局したくないと思ってしまうくらい強い棋士です」と話した。
謝さんは7連覇について「非常に厳しい大会であった。今回の相手は、1回目の女流名人の挑戦相手でもあった加藤啓子さん。加藤さんに自分の成長した姿を見せることができて嬉しい。もうすぐ10連覇ですし、、、引き続き頑張りたい」と目標を語った。
六本木のグランドハイアット東京で行われた同式には、産経新聞社の清原武彦会長や日本棋院、関西棋院の関係者のほか、映画監督の根岸吉太郎氏や駐日経済文化代表処・徐瑞湖副代表など約300人が出席。謝さんの家族の姿も見受けられた。
同式では、日本棋院・大竹英雄氏から両棋士への允許状授与や、清原会長からの賞杯・賞金授与などが行われたほか、就位式の後は祝賀パーティーが行われた。