台湾放送の旅グルメ番組「大口吃遍台湾」の日本人司会者・阿松氏が、歌手としての活動を開始。東京在住のギターリスト、ピクルス田村氏とユニットを組んで、レコーディングやミュージックビデオの撮影を行っている。ユニット名は「好吃餐廳(DeliciousRestaurant)」。調布市つつじヶ丘にある人気レストラン「くしのはな」で結成され、阿松氏も台湾で多くの食の名店を撮影し感銘を受けた経験から、このユニット名が付いた。
活動の第1弾として、台湾でもヒットした曲婉婷さんの「我的歌声里」をカバー。ピクルス田村氏の力感溢れるギター演奏に、シンガーとしては初となる阿松氏が挑む。コーラスも担当するピクルス田村氏は、今回のレコーディングに際し、「様々な台湾の曲を聴いているが、どれも聞きごたえのある素晴らしい曲ばかりだ。我々のユニットが出す曲が、一人でも多くの台湾の方に聞いてもらえれば」と話す。ピクルス田村さんは、動画共有サイトに、日台友好を祈念して「ピエロ」のメイクをして登場している。
また、阿松氏は「台湾ではテレビ、ラジオ出演など様々な経験をさせていただいているが、今回の歌へのチャレンジは、自分にとって新しい出発点となる。ピクルス田村さんにも積極的に加わっていただいており、心強い。今後も様々な歌を台湾の皆さんに届けたい」と語っている。
今後、ユニットは、以前、田村さんが台湾向けに制作した「フォルモサ」のリメイクや、台湾人歌手が歌う楽曲のカバーなどを予定している。台湾を意識したオリジナル曲の制作にも意欲満々で、2人の音楽活動は、台湾音楽業界からも注目を集めそうだ。