日本を拠点に活動している日台ハーフのシンガーソングライター・洸美-hiromi-さんは1月15日、3枚目のアルバム「ラムネの向こう側」を発売した。同アルバムには全11曲が収録されており、その半分は台湾の九份や十份の景色を歌った曲や、中国語を織り交ぜた曲など、台湾に関する事柄を日本語の歌詞にしたためた歌曲の構成となっている。また、今回はタピオカミルクティを題材にした歌曲「珍珠奶茶~タピオカミルクティ~」の日本語版と中国語版も同時収録されている。洸美さんがアルバムに中国語歌詞の曲を収録するのはこれが初めて。FacebookなどSNSのファンページに台湾人ファンからの書き込みが増えたことなどを意識しての挑戦だ。
洸美さんは、同アルバム発売について、「これからは台湾でも活動していきたいと想い、今回のアルバムには中国語の曲を入れました。タピオカのもちもち感を表す中国語の『キューキュー』などの擬音も取り入れていて可愛い曲になっています。日本の人にも、台湾の人にも聞いて頂きたいです」とコメント。
洸美さんは台湾で生まれ、中学校まで台湾の日本語学校に通っていたため母国語は日本語。18歳の頃に単身で来日し、「音楽を通じて日本語で台湾のことを日本人に伝えたい。日台の架け橋になりたい」との想いからシンガーソングライターになった。現在はライブハウスでのライブ活動を中心に、ラジオのパーソナリティなども務める。
「これからは台湾でも活動を開始し、いずれは日本と台湾を行き来してライブなどを行っていきたい。おばあちゃんになっても今より劣らぬ歌声で歌うことが目標です」(洸美さん)。
なお、洸美さんは同アルバムの発売を記念し2月20日、東京豊島区の「大塚All in Fun」で全国発売記念ワンマンライブ「ラムネの向こうの裏側」を開催する。限定30席で、同アルバム収録曲を披露するほか、台湾についてのトークやアルバム制作時の裏話などを語る。詳細はこちら→http://hiromi629.wix.com/hiromi