台湾貿易センターは7月12日、福岡市の西鉄グランドホテルで「台湾ライフスタイル商品商談会」を開催した。出展企業は20社と少ないながら、切り絵の模様や色を変化させて光の空間を演出する照明器具、冷たい水や熱いお湯を注いだ時に模様が浮き出るカップ、三次元に刻印されたグリーティングカードや名刺など、アイディアに溢れた商品が数多く展示され、九州・山口から駆け付けたバイヤーの目を引いた。その他、環境に優しい生活雑貨、食器、文具など、日本ですぐ使えそうな商品や台湾のブランド茶や高級カラスミなども変わらぬ人気を集めていた。
主催した台湾貿易センター福岡事務所の駱慧娟所長は、今回の展示を身近な生活に焦点を当てた「生活者向け」と位置づけ、台湾の生活用品の良さを知り、生活提案を感じ取って欲しいと述べた。
この商談会は、8日(月)に仙台、10日(水)に名古屋で開催され、しんがりの12日(金)が福岡開催となった。福岡だけが毎年9月に開かれる「台湾エクセレント・パテント商品商談会」と重なることについては「福岡は産業界へのアプローチと生活者への提案が出来る二面性を持つ都市と捉えているから」と言う。
福岡会場にバイヤー、輸入業者、卸業者など約100社以上からの来場を得ることが出来たことは、初回としてはまずまずの成功と言えるようだ。