株式会社臺灣新聞社社主 2021年年頭所感

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 新年明けましておめでとうございます。読者の皆さまにおかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 皆さまもご高承の通り、2020年は1月より「新型コロナウイルス」が世界中に感染が拡大し、2021年に入ってもいまだ収束の兆しは見えません。生活に困窮する人々も多くでており、世界経済の将来の見通しの不安も払拭できません。一刻も早く感染拡大が沈静化しワクチンの開発が急がれるところです。臺灣新聞社一同願っております。
 台湾はその感染拡大防止策を早期から積極的に施行しました。台湾政府は、極めて厳しい措置を講じ、いわゆる「官民一体」となって取り組みました。その結果、ごく小規模の感染者数及び死者数に止まっております。これは台湾のそして台湾人の誇りです。日本には多くの台湾人が居住しております。生活の基盤も日本にあります。台湾と日本はともに団結して、この難局を打破して欲しいと切に願っております。どうぞ皆さまも希望を持って下さい。
 一方、台湾新聞の2020年の活動は、これまで積極化してきております「スカラシップ制度」及び「電子版記事」などのネット配信を拡充して参りました。現在までに、読者様からも高い評価を頂戴しまして、認知度も向上しております。2021年はさらにその内容を充実させ、主に動画配信による映像による情報提供の強化を実施致します。ニュース報道はもとより、事案や事象の解説を定期的に動画配信するものです。メッセージとして配信も手がけます。学識者及び専門家の方々にも登場していただきまして、充実した内容を目指します。
 さらに、日本にある台湾の店のブランド化を目指すため、「Taiwanese shop in Japan(TSIJ)」の名称で、付加価値のある台湾の品々を紹介します。日本人のまだ知らない台湾の隠れた名品も紹介します。それをブランド化させ認知度向上を試みます。
台湾新聞は本年も、皆さまから広く情報を集め発信して参ります。それを紙面による情報とデジタルによる動画配信の両面を発信源として、皆さまに提供します。また、日本と台湾の有志による各種のイベント、企画なども支援して参ります。
 現在は、コロナ禍で人と人とが密接な環境では制限がなされ、人が集うイベントなどは自粛されております。しかし、いまこそ心の中での「絆」を暖めながら、やがてコロナが一定の収束が実現したときに一気に華を開かせましょう。これまでもこれからも日本と台湾は深い絆で結ばれているのですから。
本年も皆様にとりまして良い一年となります様祈念しております。

株式会社 臺灣新聞社
社主 錢 妙玲