協定介入する中国に「抗議とけん責」~蔡総統がFBで

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協定介入する中国に「抗議とけん責」(蔡総統から)

 蔡英文台湾総統は2月5日、自身のフェイスブックで、台湾と代表機関の設置に関する協定を結んだ南米ガイアナが中国の圧力を受けて協定を破棄した事を受け、「深い遺憾」と綴った。さらに中国へ「抗議とけん責」を表明した。

台湾外交部は1月11日にガイアナと代表機関設置に関する協定を締結したばかり。その後の2月4日、現地に「台湾弁公室」(Taiwan Office)設置を発表。しかし、中国の圧力を受けたガイアナは、その24時間内に合意破棄を一方的に宣言。同部は交渉して破棄撤回を求めたが、その甲斐もなく協定は解除された。

蔡総統は、習近平国家主席が1月下旬、世界経済フォーラム(WEF)で「強者が弱者をいじめることに反対する」と発言した事に触れ、今となっては「これ以上ない皮肉だ」と揶揄。両岸(台湾と中国)関係に役立たないだけでなく、国際社会における中国のイメージ挽回にもつながらないと強調した。