豊前市台湾友好議員連盟が発足~成立総会を実施

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成立総会の記念撮影

 福岡県豊前市議会はこのほど、日台友好議員連盟を設立し「豊前市台湾友好議員連盟」(郡司掛八千代会長)としての成立総会を10月4日、豊前市(後藤元秀市長)の市庁内で開催した。

成立総会は台湾側から、10月1日に新任した台北駐福岡経済文化弁事処の陳銘俊処長、前処長の陳忠正氏らが出席し、豊前市からは後藤市長をはじめ、郡司掛八千代会長、内丸伸一副会長、尾澤満治副会長、黒江哲文幹事長、梅丸晃事務局長、岡本清靖監査、爪丸裕和顧問、為藤直美顧問、秋成英人顧問、平田精一顧問、福井昌文顧問、鎌田晃二顧問らが出席した。また、来賓として世界華人工商婦女企管協会日本分会錢妙玲会長、大阪中華学校陳雪霞校長、横浜中華学院理事会秘書長馮彥國が出席した。

豊前市台湾友好議員連盟が発足

総会の進行は梅丸事務局長が議長に任命され議事を進行した。冒頭、郡司掛八千代会長は「先に締結した台北駐福岡経済文化代表処と豊前市の締結に、市議として何か協力できる事はないか、との思いで発足した。台湾とさらに強い絆が結ばれるように心を一つにして友好関係に尽力したい」と挨拶した。

成立総会の様子

一方、新任処長の陳銘俊氏は「来る前はドキドキしていました。しかし豊前市議の皆さんから熱烈な歓迎をいただき深く感銘しました。議員連盟の設立に深い敬意を払いたい」と挨拶した。そして後藤市長を「正義感が強く、素直に接していただいた姿に現代の武士を感じました」と敬意を表した。

豊前市と台湾の関係は、今年7月20日に台湾の大学のサテライトキャンパス(分校)を豊前市内に設立し、学校、学生の交流、そして人材育成を目的に連携協定を締結した事が発端。この制度は、自治体と台湾が相互に目標達成を目指した画期的なもの。さらに今回の友好議員連盟の設立で、日台の共同活動により一層の深化に期待が寄せられている。

サテライトキャンパスを視察するの陳処長ら

なお、友好議員連盟は、台湾政府が台北駐日経済文化代表処(福岡分処)と豊前市の連携を認可し、交流促進と調査研究を実施し、相互の理解と友好を深める事を目的に設立されたもの。