一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー(丸々もとお代表理事)」東京が主催する「世界夜景サミット」が11月19日に長崎県長崎市で開かれ、「台湾ランタンフェスティバル」(台湾灯会)が「世界夜景遺産」に認定された。日本のほか国内外の観光関係者(台湾、スペイン、モナコ、ハンガリーなど10カ国・地域)ら約150人が出席した。
台湾ランタンフェスティバルは、旧暦の正月後、初の満月となる元宵節に合わせて毎年開催される。台湾旅遊交流協会の江明清顧問は「数千個のカラフルなランタンが夜の闇を鮮やかに彩る」と魅力をアピールした。
今回のサミットでは、夜景の観賞と観光の価値向上、経済効果の促進、景観の保持と文化的発展を目的とする「世界夜景遺産」が創設され、台湾ランタンフェスティバルをはじめ、ゲッレールトの丘(ハンガリー)、アユタヤのライトアップ遺跡群(タイ)など海外10カ所が認定された。さらに長崎市、モナコ、上海が「世界新三大夜景」に認定された。丸々代表理事は「夜景は観光資源」と説明し、「夜景観光は国や地域、都市間の新たな協力につながる」と表した。