台湾、新型コロナの感染症分類を引き下げる 5月1日から実施

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台湾、新型コロナの感染症分類を引き下げる(写真:中央社)

台湾中央防疫センターは4月25日の記者会見で、感染症法において新型コロナウイルスを新興感染症とされる「第5類」から既知の感染症「第4類」に移行する、と発表した。実施は5月1日から。

台湾の感染症法は、感染症の致死率や発生率、伝播速度などを参照に感染症を分類している。第4類にはインフルエンザなどが含まれる。

陳建仁行政院長(左)が感染対策の第一線での人々と全国民に感謝(写真:中央社)

陳建仁行政院長は4月25日に同センターとの会議で分類の移行を認め、報道陣の取材に「新型コロナの流行以来、感染対策の第一線で戦ってきた人々や防疫対策を従ってくれる全国民に感謝する」と述べた。また、分類の移行に伴って中央防疫センターは解散する。最後の記者会見は4月27日に開かれる。

同センターは2020年1月20日に設置され、翌21日に台湾で初めて感染者が確認された。これまで約3年3カ月の間、台湾の新型コロナ防疫対策機関としての機能を果たしていた。