台湾フィルハーモニックが東京で公演

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東京公演(写真:中央社)

台湾フィルハーモニック(国家交響楽団、NSO)は5月8日、東京オペラシティコンサートホールで公演を行った。会場には台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表をはじめ、自民党青年局の鈴木憲和局長ら10人以上の国会議員や安倍昭恵さんが鑑賞に訪れた。NSOが日本で公演を行ったのは4年ぶり。

安倍昭恵さんも出席(写真:中央社)

音楽監督の準・メルクルさんが指揮を務め、バイオリニストのリチャード・リン(林品任)さんやピアニストの福間洸太朗さん、東京メトロポリタン合唱団なども出演した。ドビュッシーの「海」、ブルッフの「スコットランド幻想曲」、ゴードン・チン(金希文)の「ゴールデン・ビーム・オン・ザ・ホライズン・オブ・フォルモサ」(日出台湾)、ベートーベンの「合唱幻想曲」などが演奏された。

公演前の同3日、林氏と次席クラリネット奏者の頼俊諺さんが東京日本橋の誠品生活日本橋でサプライズ演奏を行った。演奏が始まると、多くの買い物客が2人を取り囲むようにして音楽に耳を傾けていた。

誠品日本僑でのサプライズ演出(写真:中央社)

謝代表はメディアに対し、日本で5月8日より新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことに触れ「日常の生活に戻った」と強調。「リラックスして新たな生活を迎える祝い事のようだった」述べた。

NSOは同6日にも兵庫県立芸術文化センターで公演を行った。同11~14日には広島県福山市で「ばらのまち福山国際音楽祭」にも参加。地元の小学生を招待して演奏した。