ゴールデンウイークの5月3日、鹿児島県南さつま市で「2023吹上浜砂の祭典」が開催され、招待を受けた陳銘俊福岡総領事が祝辞を述べた。
南さつま市は今年1月31日に台湾の高雄市旗津区と友好交流都市協定を結んでおり、どちらも美しい海岸線と砂の彫刻展で有名。南さつま市役所の前には「高雄の灯台像」が飾られ、観光客の目を引いた。
陳総領事はスピーチの中で、初代の台湾総督が鹿児島出身の樺山資紀・海軍大将であったこと、西郷隆盛の長男である西郷菊次郎が宜蘭県の知事として、毎年の水害で住民を苦しめ続けた宜蘭川の改修を始め、台湾のインフラ建設に多大な貢献をしたことなど、台湾と日本の深いつながりが鹿児島から始まったことに触れ、先人の功績と友情を知り、今後の日台関係をさらに進展させるためにも、ぜひ台湾に来て欲しい、と述べた。