台日イラスト特別展開催 台湾文化を楽しむ

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台日イラスト特別展が台湾文化センターで開催

台湾独自の風景や食べ物の魅力を伝える「台湾絵:Way to Taiwan台日イラスト特別展」は9月12日から、東京虎ノ門にある台湾文化センターで開かれている。台湾文化センターと台湾最大規模の書店「誠品生活」グループが共同で開催するもの。合計14名のイラストレーターがそれぞれの視点で捉えた台湾の魅力を作品で伝えている。

謝長廷駐日代表

同日に開かれた開幕式典で、謝長廷駐日代表は挨拶で「最近日本のドラマにより、台湾の愛玉子が話題になっている」とし「展示会を通じて台湾独自の文化と魅力を日本の友人に知ってもらいたいと期待している」と述べた。

誠品生活の李介修総経理

誠品生活の李介修総経理は「自分でも先ほど会場を回って作品を観た。このような素晴らしい作品を通して台湾の魅力を伝えたらうれしい」と挨拶した。

日本のイラストレーターヤマサキタツヤさん
創作理念を紹介するヤマサキタツヤさん

今回出品したヤマサキタツヤさんは「台湾の方が見てもらうのが前提であるので、そこでベタベタなものを出せない」とし「台湾の方が楽しく見てもらい、日本人もわかりやすい作品を作った」と語った。ヤマサキタツヤさんは台湾の伝統的な屋外宴会文化「弁卓」の準備の様子を描いた作品「宴(うたげ)の前の宴」など2点を手掛けた。

イラストを楽しむ謝代表

台湾の湯士賢さんは、昼間は駐車場だが、夜になると夜市の屋台が並ぶという台湾ならではの様子をユーモラスに描いた。「昼間は駐車場、夜は夜市で、台湾人は稼ぎが好きという面も示した」とし、会場に笑い声が響いた。

台湾印事の台湾夜市シリーズ
スタンプを押して自分の作品を創作できる

さらに同展では台湾の名物夜市をテーマにしたスタンプも展示している。台南市出身の3人のクリエーターが結成する「台湾印事」の「台湾夜市」シリーズだ。夜市で売られている台湾のB級美食や調味料入れなどの風景を32個のスタンプで表現し、現場ではこれらのスタンプを押して自分しか作れない作品で楽しむという。

同展は10月31日まで。