台湾中選会、次期総統、副総統選公示発表 有権者約1950万人

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台湾次期総統選は来年1月13日に投開票する(写真:中央社)

台湾中央選挙委員会は9月12日、第16代総統、副総統選挙の選挙日程を発表した。来年1月13日投開票で、有権者数は約1950万人のほか、立法委員選も同時に実施される。

総統・副総統選の立候補届け出は11月20日から同24日まで。政党推薦または署名推薦の方式で立候補できる。選挙罷免法の規定により、政党推薦で候補者を立てられる政党の条件は前の総統、副総統選や立法委員選で有効票数の5%を獲得したことで、今回は民進党、国民党、民衆党、時代力量の4政党となっている。

署名推薦で立候補の届け出を出す候補者は、今月13日から同17日までの期間に中央選挙委員会に「被署名者」の申請を行う。立候補には直近の総統・副総統選挙の有権者数の1.5%以上の署名が必要で、今回は28万9667人となる。同委は同19日から11月2日まで署名書類の提出を受け付け、署名の結果は11月14日までに公表する。

同委によると、投開票所は全国に1万7794カ所設置し、スタッフは25万人以上を起用するという。総統・副総統の選挙権が与えられるのは20歳以上。約102万8000人が総統・副総統選初投票となる。

なお、与党民進党は党主席を兼任する頼清徳副総統が公認候補として出馬するほか、野党国民党と民衆党は、侯友宜新北市長と柯文哲前台北市長が立候補する。鴻海精密工業の創業者郭台銘氏は先月31日、署名推薦で出馬する意向を示した。