タレントの渡辺直美が出演する台湾映画「怎麼可能我家的祖先是你家的鬼」(仮訳:うちの先祖が君の家のおばけだなんて)が10月12日、台北市内の台北霞海城隍廟でクランクイン式を開いた。
初めての台湾映画出演となる渡辺は取材に応じ「台本をもらった際に『台湾で、ホラーで、さらにコメディー』という点に興味が湧いた」とした上で「あらすじがめちゃくちゃ面白いと感じたからオファーを受けた」と明らかにした。
同作で人気芸能人役を演じる渡辺。同作の監督と脚本を担当する蘇達は「制作階段から渡辺をヒロインのモデルとしており、新型コロナウイルスの流行前から連絡を取っていた」と説明した。
また渡辺の相手役となるマネージャー役を演じるのは台湾の俳優劉以豪。これに対し渡辺が取材陣に感想を聞かれると「もし現実に彼のようなマネージャーがいれば毎日仕事頑張れる」と笑顔を見せた。
なお渡辺は同作で中国語のセリフにも挑戦する。スタッフによると、渡辺は母親が台湾人ということもあり、簡単な中国語の会話は聞き取れ、台本の読み合わせの際もほかの出演者のリズムに合わせられていたという。録音や発音のメモを使って熱心にセリフを覚えているほか、一部の日本語のセリフを中国語に変えてはどうかとの提案も自発的に出すなど、積極的に準備をしている様子だ。
同作は同15日から撮影開始。台湾で1カ月にわたって行っている。