八代市と新竹市が「友好交流協定」を締結

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記念撮影

熊本県八代市(中村博生市長)と台湾新竹市(邱臣遠市長代理)はこのほど、友好交流協定を締結し、東京有明ビックサイトで開催中の「ツーリズムEXPOジャパン2024」会場内で9月29日、締結式を開催した。

邱臣遠市長代理の挨拶

 邱臣遠市長代理は式典の挨拶で「新竹市は最先端の半導体技術を要するTSMCが有ります。また70もの古跡がある文化遺産が豊富な都市です」と紹介。「日本から年間420万人が台湾を訪れています。今年は8月までにすでに300万人が訪台しています。台日は親密な関係です。八代市から学ぶべき点は数多くあります。締結を機に、スポーツ、観光、教育、文化など様々な分野で更なる交流を促進し、民間交流を深めたい」と述べた。

中村博生市長の挨拶

 中村市長は「今年の1月に新竹市政府を訪問しました。その後、わずか8ヶ月間で友好協定の締結が実現しました。新竹市から学ぶべき事は多数ございます。半導体の最先端の技術を誇るTSMCの第三工場も、近隣の熊本市で計画されています。八代市は港があります。これからは企業誘致も促進したいです。継続して交流を深め、両市の発展を心より祈念しております」と述べた。

左から邱臣遠市長代理、張淑玲総領事、中村博生市長

 駐日経済文化代表処横浜分処の張叔玲処長は「八代市とは以前、日華懇の金子先生のご協力により、台湾基隆市と姉妹都市提携しております。大変ご縁があります」と経緯を説明。「コロナ前は年間500万人の台湾人が訪日しております。台湾の約4分の1に当たります。今日は台湾観光局のマスコット(観光大使)「OhBear」(黒熊)と、いとこの澎湖國風景区のマスコット「HiBear」(白熊)を持参しました。友好協定を機に、多くの日本の皆さまからの訪台を心よりお待ちしております」と述べた。