【山口訊】8月26日、一般社団法人九州台湾商会が主催を予定していた「台湾美食グルメ巡回講座 in 熊本」は、7月末に発生した熊本地震の影響により中止となったが、関係者は次回開催地の候補として山口県防府市と周南市を訪れ、台湾とゆかりの深い企業や史跡を巡り、今後の交流に向けた視察を行った。
一行は、日本台湾商会聯合総会の頼本勉総会長、九州台湾商会の大倉仲洋会長、辛政霖秘書長をはじめ、台湾から来日したシェフの江信毅氏、スーシェフの呂偉嵩氏ら。まず山口県を中心にスーパーマーケットを展開する株式会社丸久を訪問し、田中康男会長、長尾肇取締役らと意見交換を行った。

丸久は、上場企業リテールパートナーズグループの中核企業の一つで、山口県内を中心に多数の店舗を展開している。台湾との交流にも積極的で、嘉義県や台南市とのつながりも深く、現在は台湾産フルーツの販売にも力を入れている。
意見交換では、今後、台湾の著名シェフと連携した惣菜商品の開発などについても話題となった。台湾食材の販売だけでなく、「台湾の味」を日本のスーパーマーケットの日常的な食卓へ届ける新たな展開にも期待が寄せられた。



企業訪問後は、台湾檜で作られた賽銭箱が設置されている防府天満宮を参拝。昼食には、日本料理を今後のメニュー開発の参考にしてもらおうと、シェフらが典型的な和定食を味わい、日本の食文化への理解を深めた。

その後、一行は周南市へ移動し、台湾総督を務めた児玉源太郎を祀る児玉神社を参拝した。境内には樹齢100年を超える台湾ゆかりの樹木などが大切に保存されており、参加者は山口県と台湾との長い歴史的なつながりを改めて感じた。
熊本での講座は地震の影響で残念ながら中止となったが、今回の山口訪問は新たな交流の可能性を見いだす機会となった。シェフを含む参加者からは、「次回の台湾美食グルメ巡回講座をぜひ山口県で開催したい」との声も上がり、台湾美食を軸とした新たな地方交流への期待が高まった。
2026.08.27
















































