馮代表が尖閣諸島の無人島命名で日本側に抗議

 

尖閣諸島

 外交部は2日、釣魚台列島(日本名・尖閣諸島)を含む排他的経済水域の39の離島に命名したと発表したことに関し、中華民国(台湾)政府はこれに抗議するとの声明を発表した。「(わが国に)断りなく、釣魚台列島の4つの無名の島が、日本の総合海洋政策本部により沖縄県石垣市・久場島(わが国の黄尾嶼)の『北西小島』、『北小島』、『北東小島』および、同市大正島(わが国の赤尾嶼)の『北小島』と名付けられた」と説明。
 
 さらに外交部は3日、尖閣諸島周辺の無名の無人島4島命名に対して、馮寄台・駐日代表が日本側に対して厳正に抗議したことを明らかにした。一貫して尖閣諸島の領有権は中華民国にあるという立場を重ねて表明し、日本に対し平和的で理性的な方法で争議を解決し、日台関係に影響を及ぼさないよう自制を求めている。
 
 (画像提供:海上保安庁
 

次期駐日代表に求めるものは、日本語能力よりも正しい政策

 
 馬英九総統は1日、沈斯淳・次期駐日代表と面会した。台湾メディアから沈氏の日本語能力が問題視されたことに対して、日本語能力は問題ではなく、日本語がどれだけできても政策が正しくなければ外交の進展は期待できないと指摘した。
 
 馬総統は、沈氏は大学で2年間日本語を勉強したことがあり、外交部主任秘書の時代にも外交部外交領事人員講習所で日本語を勉強しており、閲読は問題がなく、会話はこれまで披露するチャンスがなかっただけで、沈氏は日本語ができないというのはマスコミの大きな誤解だと強調した。
 
 「半年後には日本語での講演も行いたい」と意欲をみせている沈氏は、2010年5月から2年近く外交部常務次長を務め、日本・アジア太平洋地域業務の監督・指導を担当し、対日関係にも明るい。また、長年にわたり独学で日本語を学び、対日業務や台日関係の発展に関する研究を多く手掛けるほか、国際関係やアジア太平洋地域の情勢にも詳しい。
 

東京中華学校、教員の送別会開催

0

     劉劍城 東京中華学校校長

2月29日、東京中華学校(劉劍城校長)の職員送別会が、水道橋の台南担担麺で行われた。同校は1929年、日本の華僑子弟に中華固有の道徳文化と現代科学技術の精華を学ばせ、社会の中堅とするために創立された。最近は台湾、中国の経済発展により中国語が重視され、華僑ではない日本人子弟も入学するようになり話題となっている。ジュディ・オング氏や料理家の陳健一氏は同校の出身。
今回、退職する教員は陸震(61)先生、松本隆憲(57)先生と邱奕舜(28)先生、劉威踚(35)先生、張碩文(28)先生、沈育全(28)先生の6人。陸先生と松本先生は、29年間同校に奉職。同校の発展、進学実績に貢献した。邱先生と劉先生は兵役免除により、1年間同校で教鞭を執った。同校では3年前から2人づつ、兵役免除の若者を受け入れている。2人は台湾に帰国の予定。特に劉先生は妻子を台湾に残して、単身の来日だった。
 張先生は日本に残り、順天堂大学で運動生理学の研究を行い、博士を目指す。沈先生はフィンランドのヘルシンキ大学に留学の予定。世界的に有名なフィンランド教育のシステムの研究を行う。
 劉劍城校長は、「一度に6人が居なくなることは、大変寂しいことですが、みなさんの更なる活躍を信じています」と送別の言葉を述べた。

                 送り出される6人を囲んで

台北で震災被災者に対する支援感謝イベント

 
 東日本大震災発生1年に当たる11日午後2時から、日台文化協会主催の「感謝の音楽祭 in 台湾」が台北市の国父紀念館で開かれる。台湾から寄せられた善意と友情にこたえるのが目的。
 
 当日は世界的なギター奏者のアントニオ・古賀さんが演奏するほか、台湾から日本舞踊の若泉徳葉玲とその一門が艶やかな踊りを披露する。入場無料だが、整理券が必要。

▽詳しくこちらまで。
東京本部(03-6279-3057) 台湾支部連絡事務所(0225152999内線245・224)
 

雑貨店「プラザ」 台湾の大型商業施設内に出店

 
 J・フロントリテイリングと輸入雑貨店「プラザ」を運営するスタイリングライフ・ホールディングス(以下「SLH社」は、海外での雑貨店事業に共同で乗り出すと発表した。2013年春に台湾の大型商業施設内に1号店を出し、台湾以外のアジアにも展開していく。
 
 台北に共同出資の新会社を今夏設立予定。資本金は5億円。J・フロントリテイリングが9割、SLH社が1割出資する。プラザが海外に直営店を出すのは初めて。
 
 JフロントはSLH社に48.5%出資している。
 

台湾の高雄市、雲林県、嘉義県各政府が東日本大震災被災地を支援

0

  

     使節団団長の陳菊高雄市長(右から2人)を囲んで記念写真

台湾南部地方は、バナナ、パパイヤやライチーなどの農産物の主要産地であることが日本でも知られている。ところが2009年8月の台風による水害(88水害)で甚大な被害を被り、農林水産の被害は165台湾億元(約445億円)にのぼった。しかし、日本からの多くの支援により、復興を果たすことができた。
 そこで、復興を支援せてくれた日本の市民に「お礼がしたい」「今度は私たちがお役に立ちたい」との思いから、高雄市で生産された様々な果物を東日本大震災の被災地へ届けるプロジェクトを市で挙げて立ち上げた。
 それに先立ち、3月6日東京台場のホテルグランパシフィックで、高雄市長の陳菊氏が友好使節団を率いて、同プロジェクトについての記者発表を行った。会場には、台日のマスコミ関係者を中心に100人以上が出席。注目度の高さが伺えた。
 会の冒頭、高雄市長の陳菊氏が挨拶に立ち、
「市で買い上げたバナナ、ライチ、パイナップル100万台湾元分の農作物を贈ることで、がんばれという気持ちを伝えたいと思っています。台湾の果物は、安全でヘルシー、優良です。安心して食べて頂けます。台湾と日本は、農業、経済において互恵関係にあります。それを深めるため、これからも支援を続けていきます」と語った。今回の寄贈先は仙台市立荒浜小学校。仙台市教育委員会東京支部の斉藤氏が、「被災地の子供たちも、自分たちが世界から応援されていると気づくことでしょう。ありがとうございます」と感謝の辞を述べた。
 また、台湾のトップ女優で、メイクアップアーティストのトニータナカ氏を父親に持つ、田中千絵氏がゲストで登場。田中氏は2008年公開の台湾映画『海角七号 君想う、国境の南』で主演を務め、台湾映画史上最高の興行収入を達成した。同映画は台湾版アカデミー賞といわれる金馬奨で6部門で受賞している。
「日本と台湾は長い友好関係にあります。それを更に続けるためには、お互いに困っている時は助け合うことが大切だと思います。このプロジェクトが、台日の友好関係を発展させることを祈っています」と田中氏はスピーチした。
 記者発表後、被災地へ送る農作物を載せたトラックが出発をするのを、出席者全員で見送った。

         台湾トップ女優の田中千絵さん