「2013日台観光サミットin三重」が5月31日、志摩市で開催

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社団法人日本観光振興協会、一般社団法人日本旅行業協会、台湾観光協会が主催する「2013日台観光サミットin三重」が、来る5月31日、三重県志摩市で開催される。

「日台観光サミット」は、日台間の双方向の観光交流を促進するために、緊密な連携を図るべく双方の民間観光関係者のトップが意見交換をする場として2008年から日台で交互に開催しているもの。2008年の第1回サミットでは、相互交流人数300万人を目標としていた。第1回は、2008 年3 月に台湾の台北市で開催し、第2回が日本の静岡県、第3回が台湾の南投県、第4回が石川県の金沢市、第5回が台湾の花蓮県で開催された。

今回の三重県での開催は、第6回目となる。台湾の観光関係者に三重県の魅力をアピールし、台湾からの誘客を促進する。

概要は以下の通り。

開催日程

(1)「2013日台観光サミットin三重」

平成25年5月31日(金曜日)午前、合歓の郷(志摩市)にて開催

(2)全体日程

平成25年5月30日(木曜日)

午前 中部国際空港着

午後 伊勢神宮(内宮)、おかげ横丁視察

夜  三重県・志摩市主催歓迎晩餐会(志摩観光ホテル クラシック)

宿泊 合歓の郷

平成25年5月31日(金曜日)

午前 「2013日台観光サミットin三重」(合歓の郷)

午後 昼食交流会(合歓の郷)、鳥羽水族館、ミキモト真珠島視察

夜  三重県・鳥羽市主催夕食交流会(鳥羽シーサイドホテル)

宿泊 鳥羽シーサイドホテル

平成25年6月1日(土曜日)

午前 伊賀流忍者博物館、伊賀の里モクモク手づくりファーム視察(昼食)

午後 鈴鹿サーキット、ジャズドリーム長島、なばなの里視察

夜  夕食交流会(湯の山温泉寿亭)

宿泊 湯の山温泉寿亭

平成25年6月2日(日曜日)

昼  中部国際空港発

(3)サミット参加者数&参加者

約200名を想定(日本と台湾の旅行会社、航空会社、観光業界団体等のトップ(台湾側は董事長や総経理)。来賓として、日本観光庁、台湾交通部観光局等政府関係者)」

(4)プログラム

基調報告、意見交換

台湾マーケットで発生する出版物の権利侵害

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かつて、台北の光華商場が「海賊版の宝庫」と呼ばれていた時代があった。日本を中心にアメリカ等で放送されたドラマや映画、ビデオがコピーされ字幕が付けられた状態で売られていた。1シリーズ、300元〜400元ほどでCD-ROMに焼かれて販売される。これら海賊版は「作品が持つ権利を侵害する行為」であるが、その取り締まり体制も厳しくはなかった。

権利侵害との見方が広がる著作物
権利侵害との見方が広がる著作物

現在、法整備も整いつつあり、さらに動画がインターネットで国境を越えて流通するようになったことで、海賊版動画の存在価値が薄れ、光華商場も以前とは雰囲気を変え、インターネットのソフトウェア、アクセサリーなどの一般的な商品が多く並ぶようになった。

市場からはほとんど消えた海賊版商品であるが、完全消滅したわけではない。形を変え、台湾マーケットに残っている場合もある。台北市の大手書店に並ぶ「大口吃!大口吃!」(大口著)というグルメ紹介の書籍。台湾の人々は、台湾放送のグルメ番組「大口吃遍台灣」の公式書籍だろうと思うだろうが、そうではない。番組とは無関係な書籍だ。「大口吃遍台灣」の番組製作者である鍋光さんはこう語る。「この本は台湾の書店で見たことがあります。著者のモラルマナーには失望しました。番組の権利侵害として訴えることも可能かもしれませんが、あまり大きな問題にしたくはないので・・・」と、日本と台湾の友好関係を考慮して訴訟には持ち込んでいない。本のタイトル名「大口吃」という言葉が固有名詞ではなく「普通名詞」であることも、裁判に持ち込みにくいことの理由と判断した。書店に売られているこの書籍を見た台湾人客は「権利問題が敏感になっているこの時代に、このような行為は同じ台湾人として恥ずかしい」と話した。

台湾テレビ事情に精通する松竹史さんは「日本人が製作する番組に関して台湾で訴訟を起こし、勝訴に持ち込むのは極めて困難だ。しかし、この案件は勝ち負けの問題ではなく、モラルや作品製作者に対する敬意の問題。あたかも人気番組に関連するかのような本を出版し利益を得ようとするような行為がはびこるなら、制作者の士気も落ちる。法整備に頼るのではなく、個々人や企業のモラルの中で解消して欲しい」と訴える。

著作権や権利侵害の法整備が進み、台湾市場からも権利侵害著作物が消えつつある一方で、権利侵害とも解釈できる書籍の出現は、日台の出版物製作業界に大きな影を落とすことになりそうだ。

台湾の投資環境が世界3位に

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  米国のビジネス環境リスク評価会社「BERI」がこのほど発表した2013年1回目(4月)の最新「投資環境リスク評価報告書」によると、台湾の投資環境評定は前回(2012年12月期)より1ポイントアップし、73ポイントとなった。また世界順位は前回より1ランクアップして世界第3位となった。評定対象にしている世界主要50カ国のうち、上位2位はシンガポール、スイスで台湾はこれらに次ぐ第3位。アジア地域では第2位(前回と同順位)だった。
 BERIの「投資環境リスク評価報告」は、通年毎年3段階で評価される。基準は「経営リスク」、「政治リスク」、「為替リスク」の3大指標から構成される。
 台湾の投資環境は今回の評価では1Bレベルに位置付けられ、BERIの投資家に対するアドバイスは引き続き投資維持可能というものだった。台湾・経済部では「台湾は対外諸国との経済・貿易関係について引き続き強化している。特に自由貿易協定(FTA)調印への推進に尽力している。また、両岸関係は今後5年間は友好的な関係が維持できる」と台湾が対外貿易を強化していると強調。
 企業経営リスク指標では、前回と同様に第2位を維持。BERIは今後2年間、台湾は再生エネルギーとグリーン産業に力を入れ、政府も中国資本の来台投資の規制を緩和していくと予想され、台湾は人民元の離岸センターとなるよう構築していく予定であり、同センターが金融業発展の基盤になるものと思われる。台湾の企業経営リスクは低く、来年も世界第2位の低さだろうと分析している。
 一方、政治リスクの指標では前回より1ランク順位を上げ、世界第7位となった。また、為替リスクの指標では前回より2ランク順位を上げて世界第2位となった。これについてBERIでは「外資からの投資が安定的に増加する」と分析しており、今年1月の外資からの投資は既に3.89米ドルに達し、昨年同月比30.1%増と顕著な伸びを示している。

台湾高座会留日70周年歓迎大会が盛大に開催

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壇上の高座会の関係者
壇上の高座会の関係者
会場の様子
会場の様子

喜朗元首相署名の感謝状が里帰り元少年工に贈呈される

台湾高座会留日70周年歓迎大会実行委員会(石川公弘委員長)主催の歓迎大会が、神奈川県座間市立市民文化会館で5月9日、開催され、台湾から約250人の台湾高座会(※)の元少年工及び関係者、日本高座会関係者1050人、合わせて約1300人が集った。

大会は、式典の部、講演の部、アトラクションの部で構成され、その後、台湾高座会、日本高座会に分かれて懇親会が催された。

日本でこれまで開催された元少年工の里帰り歓迎大会としては、1993年6月9日、初めて開催された留日50周年歓迎大会がある。台湾高座会から1400人、日本側歓迎者1800人、計3200人が集う歴史的な大会となった。その後、留日60周年歓迎大会では元少年工740人が里帰りし、この時は、日本政府から卒業証明書、在籍証明書が授与され、また神奈川県議会と大和市長名で両国間の交流への尽力に対し、感謝状が一人ひとりに配られた。そして、今回の留日70周年歓迎大会の目玉企画は、李登輝元総統の講演と森喜朗大会会長(元内閣総理大臣)署名の感謝状贈呈だった。

会歌「故郷を離れて」の合唱
会歌「故郷を離れて」の合唱
石川公弘実行委員長
石川公弘実行委員長

式典の部は、益田駿実行委員会副委員長(元神奈川県議会副議長)の開会の辞で始まり、会歌「故郷を離れて」の合唱、物故者への黙祷と続いた。冒頭の挨拶を行った石川公弘実行委員長は、李登輝元総統の欠席と森喜朗大会会長の欠席を報告した。森大会会長から「私は現在、政府特使としてキューバにいます。本日、皆さんにお渡しする感謝状は、皆様の御苦労に対する日本国民の感謝の印です」とのメッセージが届いた(代読:神奈川県議会日華親善議員連盟松田良昭会長)。

元少年工に感謝状を贈呈する平沼日華議員懇談会会長
元少年工に感謝状を贈呈する平沼日華議員懇談会会長

メインイベントである感謝状贈呈は、国会本会議のため遅れて駆けつけた平沼赳夫日華議員懇談会会長が代行し、壇上の台湾高座会の各区会代表一人ひとりに感謝状を手渡すと会場からは大きな拍手が沸き起こった。平沼会長は、33年前に代議士となり初めての外国訪問が台湾だったこと、日華議員懇談会に実務者会議を設けて、ノービザ、ワーキングホリデー、国立故宮博物院の文物の日本展開催などを実現したことなどを紹介しながら「これからも元少年工の皆様の真心をくみ取って日台の友好親善と発展のために努力をして参りたいと思います」と歓迎の辞を述べた。

羅坤燦台北駐日代表処副代表
羅坤燦台北駐日代表処副代表
李雪峰・台湾高座台日交流協会理事長
李雪峰・台湾高座台日交流協会理事長

祝辞は、羅坤燦台北駐日代表処副代表、大木哲大和市長と続き、式典の部を締めくくる形で、(日本の)春の叙勲で旭日小綬章に選ばれた李雪峰・台湾高座台日交流協会理事長が御礼の挨拶を行った。李雪峰理事長は「私たち少年工は皆80の半ばを越したものばかりです。これからこの会をどうしていくのか、次世代の皆さんに見守ってくださるようお願いします」と呼びかけた。講演の部は、李登輝元総統に代り、李登輝元総統の指名を受けた遠藤三紀夫座間市長が務めたが、これに先立ち李登輝元総統からのメッセージが紹介された。李登輝元総統は「台湾は世界一の親日国であり、その礎を築いたのはこの台湾高座会の活動だと言っても過言ではないでしょう」と高座会にエールを贈った。

遠藤三紀夫座間市長
遠藤三紀夫座間市長

これを受けて遠藤三紀夫座間市長は、「人間の縁」をテーマに、博識と巧みな話術で台湾や高座会との出会い、歴史認識、日本精神などについて語り、「どうかこの台湾高座会留日70周年歓迎大会においでの少年工の皆さん、いつまでも元気に息災でおられ、日本と台湾の架け橋としてご活躍いただきたいと思います」と述べた。

ノーベル化学賞受賞者根岸英一博士
ノーベル化学賞受賞者根岸英一博士

アトラクションの部では、ノーベル化学賞受賞者根岸英一博士の歌、北村友雄元台北稲門会会長の詩吟、オペラ歌手古川精一さんの歌が披露された。

何春樹台湾高座会副会長
何春樹台湾高座会副会長
吉野稜威雄実行委員会副会長
吉野稜威雄実行委員会副会長

歓迎大会の最後には、何春樹台湾高座会副会長が挨拶し、「私たちは常に座間の地を第二の故郷として親しんでおります。私たちもよくよく健康に注意して80周年歓迎大会を期待しております」と語った。閉会の辞は、吉野稜威雄実行委員会副会長が務めた。吉野副会長は「これからの高座会をどうつないでいくかが皆さんの宿題だろうと思います」と高齢化が進む高座会の未来を次世代に託した。

 

※高座会とは、神奈川県高座郡にあった戦闘機「雷電」の生産工場である高座海軍工廠で働いていた台湾の少年工(15歳前後)の同窓組織。当時、海軍当局が新設工廠の工員不足を補うために考えたアイデアは、飛行機を生産しながら勉強すれば旧制中学の卒業資格と将来の航空機技師を約束するというもの。厳しい選抜試験を突破して8400人の少年が合格し、その第一陣が入廠したのが1943年(昭和18年)の5月9日だった。

芸術愛好の有志が日本人新鋭画家らの作品展示

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台湾の芸術愛好者サークルGalerie Schlossmannは5月8日からDESIGNBURGショウルーム(台北市)で日本人新鋭アーティスト7人の作品展示会「華麗繽紛 日本當代新銳藝術家七人聯展」を行なっている。台湾ではなかなか目にすることができない日本人新鋭アーティストの催しとあって、若い人を中心に注目を集めている。

 

Ra`yka氏の作品
Ra`yka氏の作品

 

この催しでは5月17日から台北シェラトンで開催されるYOUNG ART TAIPEI(台北現代芸術博覧会)に出品される日本人アーティストの作品が事前展示されている。展示はKiriku、ナオ氏、林恭子、野嶋奈央子、Ra`yka、笹岡華絵、片岡高志ら7人のアーティストの作品。企画者の一人であり、アーティストとも普段から交流のある友人だと言う周さんは「友人の作品が展示されるので、イベントでわざわざ台湾に来るのであれば、もっと多くの人に日本人新鋭アーティストのことを知ってもらいたいと思ってイベントを企画した」と話す。

 

笹岡華絵氏の作品
笹岡華絵氏の作品

 

周さんらサークルメンバーはこれまで芸術作品を展示するイベントに携わった経験はなく、今回が初の試み。日本人の若い世代のアーティスト作品を展示することについて周さんは「台湾人は芸術を純粋に受け止めることができると思う。好きなものは好き、良いものは良いと言える。良い機会だと思う」と答え、台湾ではまだ知られる機会の少ないアーティストの作品を展示することの意義を話す。

 

林恭子氏の作品
林恭子氏の作品

 

また、今回使用された展示会場は本来アクセサリーブランドのショウルームとして使用されており、ギャラリーとして活用されるのは初めて。しかし「今月中旬のイベントの会場も、ホテルなので芸術作品を展示するのに適した場所ではない。たまたま今回会場となったショウルームとお付き合いがあり、展示してみたらとても良い雰囲気になった」と周さんは話す。もう一人の企画者のウェンディさんも「中旬のイベントの会期は短く、展示空間も小さい、だったら比較的良い展示会場でゆっくりと見てもらおうと思った」と語る。

 

展示会場
展示会場

 

公開初日の8日から学生や会社員など、若い参観者が訪れていたと言う。ウェンディさんも「テーマや作風が若い人たちと一種の共鳴があるんでしょうね」と語る。この展示会は15日まで行なわれる。サークルメンバーは今後も機会があれば、何らかの形で芸術作品を広く発信したいとしている。